20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ラヴェル:道化師の朝の歌

2017年07月14日 | ラヴェル
伝パレー指揮モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(SCRIBENDUM他)CD

どことなくだらしないというか、パレーの揺れない率直な解釈を実現しかねているやや技術的に不安のあるオケだが、アメリカオケに比べると温かみというかラテン風味がその音色に充ちており、かつてパレーがフランスで作曲家と交流を持ち活躍していたころの雰囲気を伝えることには成功している。リズムの感じはよくブランコやロザンタール系だが、いささか解釈にいびつさと直線的なところが目立ち、人工的で、大きく水をあけられている。テンポは珍しく遅い。中間部の印象派的な陶酔はなかなかいい。ただ、一部木管と弦のだらしなさはいかがなものか。発音の最後を切らずに伸ばすのは解釈かもしれないがラヴェルだけに気にしざるを得ない。無印。このスクリベンダム発掘盤は長らくプレミアものだったコンサート・ホール(頒布盤)録音の復刻シリーズの一部。

(後補)この演奏はどうやらル・ルー指揮ORTFのものらしい。オケのだらしなさにちょっと疑問はあるのだが、解釈はデトロイトとは全く違うので恐らくその推定は当たっていると思われる。スクリベンダムも信用いよいよ落ちまくりだな・・・。HMVは未だにパレーと称して売っているが大丈夫なのだろうか。

※2005/2/26の記事です
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