20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

サティ:スポーツと気晴らし

2017年04月19日 | Weblog
ヴァージル・トムソン(解説、朗読)マッセロス(P)(SLS)カーネギーホール1969/12/19live

レクチャーのあと笑いを交えた原詩朗読とピアノ演奏が進む。マセロスはうますぎてサティ屈指の名作の奥まで聴かせてきて、かなりスピーディーでもあり技巧的な曲のように演っているのが、サティファンには情緒がないと思われるかもしれないが、上手いのは上手いのである。こりゃドビュッシー同時期の前奏曲集にも匹敵する名作だわ、と思わせてしまうのは、指回し過ぎかもしれない。まあ、舞台でどういうようなスタイルでやっていたのかによるので、1つの演劇のような構成の中のものだし、このくらいの曲なのでマセロスも片手で弾きまくりながら何か視覚的なこともやっているのだろう。絵画と散文を配しサティが得意のアルカイックな書体でしるした楽譜からして総合芸術的な装飾性を示しており、このような形式の上演はただ音だけ取り出して聴かせるより原意を異化して汲んだものとして正統だろう。残念なことにモノラル。しかし瑞々しさは伝わる。
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