20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆サティ:ジムノペディ第3番、第1番(ドビュッシー管弦楽編)

2017年05月19日 | サティ
○ライナー指揮シカゴ交響楽団(DA:CD-R)1960/3/25live

ゆったりと揺らぐテンポで繊細な音響配慮の行き届いた名演。録音状態がよければ◎にしたところで、ドビュッシーのやや奇矯とも聞こえる管弦楽配置に対し極力奇矯に聞こえないように注意深くやっている。シンバルも厳かな範囲を越えず弦楽はアタックをけしてしっかり聞かせることがなくフレージングが柔らかい。たいてい旋律提示のヴァイオリンが強すぎて「変なサティ」になってしまうのだが、この演奏ではそれがまったくない。ここは木管楽器を配置すべきだったんじゃないかと思うことがしばしばあるのだが(じっさいそういう編曲もある)この解釈だと違和感がない。両曲とも美観と感傷が人間的なところで融合をはたした表現として特筆できるものだと思う。サロン的といえばサロン的ではあるのだが。
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