20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ブルックナー:交響曲第9番(1891-96)

2016年10月17日 | Weblog

◎クナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィル(SUITE)1950/2/4live・CD

クナの9番記録は知っているだけで3枚、うちベルリン・フィルの1日違いのライヴが2枚手元にありますが、珍奇な響きのMusic&Arts盤よりもここで挙げたsuite盤のほうが安定した演奏です。地に付いた堂々たる仕上がり。(なんていって実は同じ演奏記録だったなんて言われたら大変だけど、その場合は録音技術差とかいうことなのかも・・・きちんと比較してないので自信無いよう・・・)一期一会指揮者ゆえオケが雑然とすることは珍しくありませんが、細部の瑕疵などブルックナーの音楽には毛ほどの傷にもならない。ブルックナーにはヒマな時期そうとうハマりましたが、9番のこの盤をもって遍歴にカタをつけました。つまりこれで満足したということです。“ブルックナー鑑賞道“には版問題というちょっとイヤなハードルがありますが、“普通に”聴くぶんにはそうそう変化がわかるほどのものではないと思います。改訂版しかやらないクナを敬遠される方も、一度無心で聞いてみては。実際どういじたっところで原形の持つ強烈な個性は決して損なわれないもの。ムソルグスキーの曲でもそうですが、他人の手が入ったところで他人の曲になってしまうというなどということは、あったとしても希です。好きな場面をひとつ挙げるとすれば、3楽章冒頭G線の喚きに続き、雄大な盛り上がりの頂点で発せられるペットの咆哮。ここのブラス・セクションにかかるスピットなディミヌエンド、そして強烈なクレッシェンドはクナの独創でしょうが、ほんとうに、素晴らしく感動的なものです。再現部でも聞かれます。
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