20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆アイヴズ:祝日交響曲~Ⅱ.デコレーション・デイ

2017年04月19日 | アイヴズ
○コープランド指揮BBC交響楽団(DA:CD-R)1975/9/16live

オールアメリカプログラムでかなり盛り上がった日のようだ。とにかくBBCの鋭敏で現代曲向きの機能性がコープランドの硬質で高精度な音響演奏への指向と合致して、そこに一種逆ベクトルとも言える「熱気」が生まれている。コープランドはアイヴズを技法的には認めずとも私的には愛好していたらしい。ここではあくまでアメリカ前衛音楽のパノラマの一部として使われているけれども、叙情的でロマンティックな側面に重きを置き、極めて整理された音楽を聞かせている。ドラティのような元来ロマン派音楽の延長上にあるものとしてやるやり方ではなく、冷静にスコアを分析し、そのうえでコープランド自身の平易な作品を仕上げるように組みなおしたようだ。「歯応えあるハーモニー」がバランスを整えられ過ぎ減退して聴こえ、アイヴズ慣れしているとむしろなんだか物足りない。尻切れ音楽にされてしまっている感もあるが、強いて言えばティルソン・トーマスのもののような説得力ある「整理」が売りになっているとは言えそうだ。○。
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