20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ラヴェル:マ・メール・ロア組曲

2018年01月14日 | ラヴェル
○W.ダムロッシュ指揮NYP(COLUMBIA)SP

未だNYシンフォニーというクレジットになっている。NYオケ統合(=NYPso)、20世紀前半NYの音楽シーンにおける立役者でもあったウォルター・ダムロッシュの棒のもとに録音された記録は、目下店頭ではビダルフが復刻したブラームスのシンフォニー以外見かけないが面白い指揮者である。ここでは必ずしも際立って技術に優れた棒であるとはいえないもののゆったりしたテンポで繊細な響きをとつとつと表現し爽やかにまとめてみせるダムロッシュの解釈の特長がはっきりと聞き取れる。当時のNYP(S)の各ソロ楽器の演奏技術の確かさもきくことができ、この時点では後年目立つ濁ったロマンティックで重厚な表現は余り目立たず、水際立ったかなり透明感のある音楽を創り上げることも可能であったことがわかる。この感傷的なテンポに慣れるとかなりハマるかもしれない。ただ、ちょっと無骨というか、綻びがないわけでもなく、前記したが棒振りとしての技術が今ひとつだったがゆえのテンポだったのかもしれない。1,2曲めが連続し「親指小僧(一寸法師)」途中で面替えとなるのが聞きづらい。○。

CD-R化された模様。

※2007-03-05 13:38:20の記事です
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