20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

カプレ:赤死病の仮面

2016年10月14日 | Weblog
カンブルラン(hrp)プレートル指揮モンテカルロフィル(EMI)CD

通常室内楽編成で演奏されるがこの弦楽合奏版が原型で、前者はConte Fantatastique(幻想的な物語)と副題される。ドビュッシー風の音楽に強いアクセントを加えて(多分にハープの低めの弾音に依るが弦楽合奏版だといっそう押しが強くなる)、ストラヴィンスキー風の異化はされず巧く品を保ったまま、舞踏会の典雅な光景に毒を混ぜてゆき、シニカルに爆ぜるさまを描写している。正直音楽としては室内楽版のほうが楽想に対しバランスが良く耳に優しいが、ポー劇としてはこのくらい押し付けがましい方がいいのかもしれない。これは比較対象がすくないので評しづらいが、ハープの野太い音と合奏の力強さが印象的な演奏。
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