20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ドビュッシー:管弦楽のための映像

2016年10月12日 | ドビュッシー

○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(WHRA)1957/11/22live・CD

全曲だと結構なボリュームだが春のロンドを一緒にやる必要性はそれほど感じられず、むしろ神秘性を除けばジーグとの似通った情趣が中間の肝心なイベリアを浮いた存在にしてしまう。このCDでは映像としてではなくジーグと映像、という不思議な表記がなされているが、ばらばら作曲されたものの組曲とすればむしろ春のロンドを独立表記すべきだろう。3つの楽章それぞれで拍手が入る。印象的にはジーグは出だしの木管ソロがみな非情緒的に短く切り詰められ即物的な表現をとっており、そのあとのリズミカルな舞踏への布石となっているが、生硬で違和感があった。リズム楽想になってくると途端に独壇場となり、ミュンシュ的な爽快さにただ浸るだけである。イベリアもさすがといったところ。聴きどころは春のロンドかもしれない。すっかり乗ったオケを相手に初期ドビュッシーのロマンティックな香の少しのこった音楽を、そのままロマン性を煽らずに美しく楽しく色彩的に描いている。録音はこのてのものにしてはよい。◎に近い○。
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