20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番(1932-33)

2016年10月19日 | Weblog

◎シェリング(Vn)シュミット=イッセルシュテット指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(En Larmes:CD-R)

シェリングの同曲の演奏記録は知る限り3つあった。やや生硬なスタジオ録音盤(PHILIPS)と、非常に録音状態の悪いライヴ盤二枚(指揮アンセルメ、ロジンスキ)の三種である。だがそこに登場したこのCDーRはシェリングのベストの状態において録音された盤であり、シュミット=イッセルシュテットの硬質で精巧な曲作りの中にあって同曲の価値を改めて知らしめるものとなっている。モノラルだが録音もよい。シュミット=イッセルシュテットは曲の中に埋没した独特のフレーズや響きを抉り出し、シマノフスキが最後に到達した民族音楽の世界が、決して先祖帰りではなく、現代の新鮮な響きの中に巧妙に創り込まれた世界であることを知らしめている。一方ここでのシェリングは完璧な解釈と技巧を披露しており、どの盤よりも成功している。この盤はシマノフスキの二番の古典的演奏と成りうる価値を持つものである。,
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