クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団(VIBRATO)1961/11/23live
モノラルだが同曲に期待されるパッションを十二分に味合わせてくれる。十八番も十八番の指揮者に心得たオケ、音色のちぐはぐ感や堅苦しいテンポなどといったものは微塵もなく、故郷と故郷の凄まじい民族性をメカニカルなスコアの中からデフォルメに過ぎることなく引き出して、そのうえで音楽的に楽しませる。クーベリックにはしばしば一本調子のものがあるが、これはオケが素晴らしく手練なところをみせていて、指揮に依らず美しい。この盤は前に出たことがあるかもしれない。モノラルが大丈夫なかたならぜひどうぞ。
モノラルだが同曲に期待されるパッションを十二分に味合わせてくれる。十八番も十八番の指揮者に心得たオケ、音色のちぐはぐ感や堅苦しいテンポなどといったものは微塵もなく、故郷と故郷の凄まじい民族性をメカニカルなスコアの中からデフォルメに過ぎることなく引き出して、そのうえで音楽的に楽しませる。クーベリックにはしばしば一本調子のものがあるが、これはオケが素晴らしく手練なところをみせていて、指揮に依らず美しい。この盤は前に出たことがあるかもしれない。モノラルが大丈夫なかたならぜひどうぞ。