以下の記事の要約: 日本の重機メーカーは、彼らが製造したクレーンが公開処刑に使用されたという報道を受けて、イラン政府との取引関係を絶ったと発表した。 ロサンゼルス・タイムズの Op-ed(社外論説)に、United Against Nuclear Iran(イランの核武装に反対する連合)の Mark D. Wallace社長が、イランにクレーンを輸出する数社の一つとして(株)タダノを名指しした記事を書いてから数日後に、取引停止が発表された。


以前からイランでは、こういう公開処刑は行われていたのだが、アラブの春以降その数が急増した。 7月6日の記事で、アリ・ハメネイ最高指導者とアフマディネジャド大統領の対立について触れたが、粛清を強化しているのは、大統領よりはるかに大きな権限を持つ最高指導者と強硬派のイスラム聖職者たちだ。
革命後のイランを振り返ると、最も民主化・世俗化の可能性が大きかったのは、1997年から2005年まで大統領を務めたモハマド・ハタミ氏のときだった。 ハタミ氏は1997年と2001年の大統領選挙で圧勝した。 彼を支持していた議員の数は正確には分からないが、恐らく議会では多数派を形成していたはずで、憲法を改正して最高指導者の権限を縮小させ、イランを民主化へ導くチャンスだった。
しかし2002年1月29日に行われたブッシュ大統領の悪名高き一般教書演説で、大統領がイランを悪の枢軸と名指ししたことによって、イラン民主化のチャンスは泡と消えた。 ハタミ大統領がせっかくアメリカに歩み寄りの姿勢を見せ、9・11の際には追悼の意を表したのに、悪者扱いされたわけだから、イラン国民は恩を仇で返されたと感じ、ハタミ氏の対米融和政策を批判する声が高まった。 強硬派が勢力を拡大し、ハタミ大統領の求心力は低下して、最高指導者の権限を縮小させるどころではなくなった。 アメリカとしても、イランの民主化を望んでいただけに、ブッシュ演説がアメリカの国益を損う皮肉な結果となった。
現大統領のアフマディネジャドは、ハタミ前大統領と比べてより強硬派だと思われがちだが、少なくともそれほどイスラム原理主義的ではないというのが私の見方だ。
イランにはイスラム暦と古代ペルシャ帝国暦という二つの暦がある。 イスラム教がイランに浸透した約1300年前から主にイスラム暦が使われてきたが、今でも古代ペルシャ帝国暦の正月(Nowruz)をお祝いする習慣がある。 パーレビ王政の時代には、Nowruz を盛大に祝っていたのだが、革命後イスラム原理主義色が強まると、Nowruz を軽視するようになり、アケメネス朝ペルシア帝国の都「ペルセポリス」を破壊しようという声さえ聖職者たちの間では上がった。
今年(2011年)の Nowruz は3月20日に始まったが、アフマディネジャド大統領は20カ国の国家主席をペルセポリスに招待し、盛大な祝典が催された。 一方イスラム聖職者たちは、数人が顔を出しただけで、すぐに帰ってしまった。
勘のいい読者はすでにお気づきだと思うが、アフマディネジャド大統領は古代ペルシャ帝国を賛美することによって、イラン人のルーツは1300年前から広がったイスラム教ではなく、2500年前に建国された古代ペルシャ帝国にあることを強調したいのだ。 イラン国民の愛国心を、イスラム原理主義ではなく古代ペルシャ帝国を通して煽り、最高指導者の権限を縮小させようとする狙いがあるのだろう。
メディアは、アフマディネジャド大統領のイスラエルに対する強行姿勢ばかりを報道するが、あれはあくまでもイスラム諸国での人気取りが目的で、実はこの人イスラエルより最高指導者のほうがよっぽど嫌いなような気がする。 イラン革命防衛隊内でアフマディネジャド大統領の求心力が現時点でどの程度なのかは分からないが、彼が改革を求める民衆側について、最高指導者やイスラム聖職者たちと戦う大どんでん返しを見てみたいものだ。


以前からイランでは、こういう公開処刑は行われていたのだが、アラブの春以降その数が急増した。 7月6日の記事で、アリ・ハメネイ最高指導者とアフマディネジャド大統領の対立について触れたが、粛清を強化しているのは、大統領よりはるかに大きな権限を持つ最高指導者と強硬派のイスラム聖職者たちだ。
革命後のイランを振り返ると、最も民主化・世俗化の可能性が大きかったのは、1997年から2005年まで大統領を務めたモハマド・ハタミ氏のときだった。 ハタミ氏は1997年と2001年の大統領選挙で圧勝した。 彼を支持していた議員の数は正確には分からないが、恐らく議会では多数派を形成していたはずで、憲法を改正して最高指導者の権限を縮小させ、イランを民主化へ導くチャンスだった。
しかし2002年1月29日に行われたブッシュ大統領の悪名高き一般教書演説で、大統領がイランを悪の枢軸と名指ししたことによって、イラン民主化のチャンスは泡と消えた。 ハタミ大統領がせっかくアメリカに歩み寄りの姿勢を見せ、9・11の際には追悼の意を表したのに、悪者扱いされたわけだから、イラン国民は恩を仇で返されたと感じ、ハタミ氏の対米融和政策を批判する声が高まった。 強硬派が勢力を拡大し、ハタミ大統領の求心力は低下して、最高指導者の権限を縮小させるどころではなくなった。 アメリカとしても、イランの民主化を望んでいただけに、ブッシュ演説がアメリカの国益を損う皮肉な結果となった。
現大統領のアフマディネジャドは、ハタミ前大統領と比べてより強硬派だと思われがちだが、少なくともそれほどイスラム原理主義的ではないというのが私の見方だ。
イランにはイスラム暦と古代ペルシャ帝国暦という二つの暦がある。 イスラム教がイランに浸透した約1300年前から主にイスラム暦が使われてきたが、今でも古代ペルシャ帝国暦の正月(Nowruz)をお祝いする習慣がある。 パーレビ王政の時代には、Nowruz を盛大に祝っていたのだが、革命後イスラム原理主義色が強まると、Nowruz を軽視するようになり、アケメネス朝ペルシア帝国の都「ペルセポリス」を破壊しようという声さえ聖職者たちの間では上がった。
今年(2011年)の Nowruz は3月20日に始まったが、アフマディネジャド大統領は20カ国の国家主席をペルセポリスに招待し、盛大な祝典が催された。 一方イスラム聖職者たちは、数人が顔を出しただけで、すぐに帰ってしまった。
勘のいい読者はすでにお気づきだと思うが、アフマディネジャド大統領は古代ペルシャ帝国を賛美することによって、イラン人のルーツは1300年前から広がったイスラム教ではなく、2500年前に建国された古代ペルシャ帝国にあることを強調したいのだ。 イラン国民の愛国心を、イスラム原理主義ではなく古代ペルシャ帝国を通して煽り、最高指導者の権限を縮小させようとする狙いがあるのだろう。
メディアは、アフマディネジャド大統領のイスラエルに対する強行姿勢ばかりを報道するが、あれはあくまでもイスラム諸国での人気取りが目的で、実はこの人イスラエルより最高指導者のほうがよっぽど嫌いなような気がする。 イラン革命防衛隊内でアフマディネジャド大統領の求心力が現時点でどの程度なのかは分からないが、彼が改革を求める民衆側について、最高指導者やイスラム聖職者たちと戦う大どんでん返しを見てみたいものだ。










7/24から地デジになるが、これを機にTVを見るのをやめようと考えています。帰宅後必ずTVをつけてしまいBGM代わりにしていて、いつの間にか見入ってしまう事が頻繁にいや毎日・・・あの時間何だったんだろうと後悔を繰り返してしまう。その時間を有意義に使っちゃる。変わるぞ〜ww
※地デジ対応TVで無いので見れなくなるしね〜
日本のテレビ番組なんか観てると脳が退化するよ。