アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

むしろ掛け合え

2010年12月04日 13時44分43秒 | 日記
割り切るって言葉は便利だ
便利過ぎていけすかない。
割り切れない大人も
割り切りたがりの子供も
どっちも気に食わない。

本来、その言葉の持つ
生産性への模索とは正反対に
妥協や諦めの包装紙みたいな
使われかたしてるのが痛ましい。

とかね
割り切って受け流しとけよと
そういう事も重々わかった上で
絡むというのが
芸風なんでしかたない。
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ダメ人間賛歌

2010年12月03日 03時47分21秒 | 映画
山田洋次ここにあり。
「おとうと」はそんな映画でした。

鶴瓶扮する弟のダメっぷりは
冒頭の式場の長いシーンで途中に見るのが嫌になるくらいで
けれども、そこを我慢して観ることで
それ以降のシーンへ強烈な布石となりました。

安定感のある役者とその演技に支えられて
まぁ後半はぐいぐいと感情移入してしまいました。
吉永小百合もさることながら
鶴瓶卑怯だわ〜・・・

あの前後半のコントラストは泣かざるを得ません。

会いたい会いたい言い倒しで噂のJ-POPとか
助けてください助けてください言いがちな三文恋愛映画には
到底、描けないものが全部あった感じがしました。

ただ、2度は観たくないというか観るべきではない作品だなと思いました。
一回きりで受け止めておく映画。そんな作品でした。
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ラストコール

2010年11月11日 01時06分26秒 | 日記
なるほどなるほどな展開。
モチベーションの納まっていた区画には
煩わしい他人の期待と責任といったものが
それらを押し退けて割り込んできた。

望んだ展開なんてものは
望んだ程も展開しないけれど
望まない展開に限っては
期待以上に重なって起こる。

もうそれは所謂、お約束であり
面倒な数式なぞ用いずとも
事体験として立証済みで

残念ながらこれからも
それは引き続き起こり得る。

いよいよそこに生じるギャップを
誤魔化すのも困難で面倒で
故にそれを埋める為に
柄にもないことに首を突っ込み
それはそれで疲労するというよな悪循環。

切り札なんてのは
最後まで切らないのがクールですが
もはや手札イコール切り札。
そんな冗談みたいなターンも
そう遠くないような気がします。

なんてポーカーフェイスを
引き攣らせながら
カードと睨めっこしてる間も
ディーラーはそれはもう活き活きと
シャッフルを続けているので
大変たちが悪い。
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使い捨てのオッサンパーティー

2010年11月03日 14時47分46秒 | 映画
先週末にエクスペンダブルズ観てきました。

スタローンを昔っから好きな自分としては
それだけでホイホイされがちなんですが
今回はキャストが豪華なんてもんじゃないので
出来なんか無視してもこの競演でお腹いっぱいになれる印象。

ストーリー自体には複雑さはなく
これぞアクション映画という具合にアクションスター達が乱舞し
ド派手に爆発が巻き起こり
表現上、受け付けない人でなければ爽快感のある出来栄えでした。

桟橋のシークエンスとか素敵なぶっ飛び具合だし
スタローンの必死に走る姿って個人的に凄く好きなんですよね。
恐らく本人も意識的にそのシーンを撮ってるし
まぁあの年齢を考慮するとやってる事はとんでもない。

また、現実の彼らのポジションを作中の会話に絡めて
非常にユーモラスなやりとりもあって
特にスタローン、シュワルツェネッガー、ウィリスの三つ巴は
その絵だけでもなんか嬉しくなるんだけど
まぁ会話のやり取りがニヤニヤしてしまう。
隣の席では外国人が見ていたんだけれど爆笑してました。

ジェット・リーのぼやきも面白いし
ステイサムの若々しいアクションはカッコイイしで
とても満腹感を味わうことができました。

客層もかつてのアクションスターで育った世代と
今彼らに興味をもつ世代が混在していて
それぞれの会話も聞き耳を立てると中々に面白い。

ここにセガール先生なんかが混ざる事はあるのだろうか
もし実現したらよりカオスな作品が出来そうで少し期待してしまいます。
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最近観た映画など

2010年11月02日 02時50分52秒 | 映画
先日、「十三人の刺客」観てきました。

三池監督の得意分野といった感じで
いい具合にグロな表現と派手なアクションとが融合してました。
十三人と入ってもスポットライトの当て方にはちゃんとメリハリがあって
某レッドクリフのようなだるいシークエンスがなかったのが好印象。
半世紀以上の年輪を刻んだおっさん達の存在感の強烈な事といったらない。
特に松方弘樹の殺陣は群を抜いておりました。
TAJOMARUでの出演もそうだったけれど
やはり刀を持たせたら伊達じゃありません。
伊原剛の迫力もほとばしってて堪らんものがありました。

劇場で観る価値ありですが前述の通りグロな表現でR12なので
その辺が平気な人にはオススメします。

他にも映画の秋っつーことでDVDを短期集中的に観ました。

◆イングロリアス・バスターズ
いかにもタランティーノといった感じ。
兎にも角にも演出ありき。
クライマックスはまぁ煽りに煽ってる感じ、嫌いではないです。

◆レギオン
神様が人間に失望し人類の殲滅に動く中
それに抵抗するミカエルと天使軍団とのバトルもの。
可もなく不可もなくといった作品です。

◆タイタンの戦い
神話をお勉強しながらアクションとファンタジーを楽しめる
お得な作品でした。
役者の造形が結構それぞれはまっているのも好印象。

◆パーフェクトゲッタウェイ
これが意外に面白かったです。
前半は結構ダレますけど後半は一気に楽しめます。
これ観ててつくづく思ったけど
見た目が美人でも無理なもんは無理だわぁ
ってタイプの女をミラ・ジョボビッチが好演してます(笑)
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扉の向こう

2010年10月23日 20時28分18秒 | 日記
地下へ誘う階段を下りていくと見覚えのある顔とすれ違った。
その名前もよく知っているはずだが酷く曖昧な名前で
何故だか思い出すことが出来なかった。

階段を突き当たって木製の扉を開けると
その向こうに薄明かりに照らされたバーカウンターが見えた。
一日の疲れを吸い取って草臥れたスーツを着た男の背中が二つ並んでいて
カウンターを隔てた中央には白髪に白髭を蓄えたマスターが一人。

マスターはこちらに気づいたようだが
背を向けた二人は気づくことなく空のグラスを掲げて言った。

−マスター「毒」だ。「毒」を注いでくれ。−

マスターは芝居じみた仕草で驚いてみせると
四角い瓶から薄茶色の透明な液体を双方に注いでみせた。

−「毒」でございます。−
−さて、この「毒」の名前はなんとしましょうか。−

一方の男が言った。
−「絶望」だ。−

続いてもう一方の男が言った。
−「理想」だ。−

マスターは納得した様にうなずくと
どちらも相応しい名だと言った。

二人はグラスの液体を一気に呷った。
−美味い−

二人は再びグラスを差し出した。

−マスター、次は「幸福」をくれ−

マスターは違う瓶を取り出して双方のグラスに注ぐ。

二人はまた一息に呷るとグラスをカウンターへ荒々しく置いた。
−さっきより美味くないな−

マスターはその言葉を待っていたように言った。
−たった今、注いだものは紛れもなく「幸福」でございます−
−ただし、それが美味しくないと感じたのであれば−
−それはつまり、先ほど飲まれたものの方が美味しかったということです−

なるほど、かつての幸福が大きいほど
現在が幸福であってもそれを認識できないと言いたいのか。
私が入り口に立ち止まってそのやり取りを眺めていると
不意にマスターがこちらを向いて目が合った。

−ほら、もう明日がやってきたようですよ−
−そろそろ、お帰りになられては?−

それに誘われて二人もこちらを振り向いた。

−いや、彼は「明日」じゃないよ。とっくに「今日」だ−

二人は声を揃えてそう言うと帰り支度をしはじめた。

なるほど、私はさっきすれ違った彼の名前を思い出した。
彼の名前は・・・
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エピゴーネンで埋まってる

2010年10月16日 23時08分32秒 | 日記
二束三文のメロドラマのような都合のいい言葉を
100個1000個並べられても心が動く事はなくて
早々にウンザリして吐き気が湧き上がる。

何でもかんでも裏側だとか本質だとかを気にした所で
気持ちは重くなるばかりなのに
面倒な性格に余計な経験値が上乗せされて
ぺらぺらの言葉は差し出された時点で裏返ってる始末。

コミュニケーションはある程度、曖昧で適当であるのが吉で
理想なんて求めたら摩擦だらけで発火してしまうのでしょうかね。
火傷も厭わないなんて酔狂な人は中々いないだろうことは
少し考えればわかる事だった。

四十、不惑には程遠く
あと十年困惑に次ぐ困惑でワクワクできそうです。
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アンチハレルヤ!

2010年09月12日 00時22分43秒 | 日記
臭いものに蓋をしても
それは消えるわけではなくて
うっかりそれが開いた時には
異臭は一層酷くなっている。

まぁつまりはそんな状況。

大人達はずる賢く
仮想敵を作っては
自分には矛先が向かぬように
タマムシ色の御託をならべますがね。

すいませんが
それに騙されるようなガキではないのですよ。
ガキではないので無意味な批難もしませんけど。

自分のケツは自分で拭きましょう。
それが大人ってものですよ。

まぁ頑張って大人になっても
つまらんつぶてに当たるばかりで
ろくなもんじゃないですけどね。
そう言いながら腐ってはやらねぇってのは
ロックだと思うのです。
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アリエッティ、他、映画善し悪し

2010年09月03日 01時15分55秒 | 映画
こないだアリエッティ見てきました。
ゆったり観られる様に集客が落ち着いた頃合の
平日レイトショーの時間帯に行くのですが
運悪く隣の席にいちゃいちゃバカップル4人組がいて
くちゃくちゃお菓子を食うという有様で少し気を削がれました。

作品は非常に良かったです。
良くも悪くも程ほどの味付けといった感じ。
小さな生き物からの視点によって
ありふれた世界が全く新しい世界として成立していて
気づきを楽しめる作品でした。

個人的には猫の絡むシークエンスは好きだったな。
特にラストの猫の振る舞いは素敵だった。


DVDも何本か観まして。

蟹工船が中々良かったです。
SABU監督の作品はヒリヒリした空気があってよろしいですな。
これを観て容易く共感するのはどうかと思うんだけれども
言わんとしている事には大いに賛同するというか
まさに日ごろ自分が抱えてるジレンマが描かれていると感じました。


それから、もう押井守はいいやと結論付けさせてくれたのが
実写最新作のアサルトガールズでした。
もはや、制作意図も意義も測りかねるというか
この監督の悪いところが全面に出た作品でした。
エンターテインメントを作る気がないんじゃなかろうかと
常々思いながらもこれまで作品を見てきたけれども
まだ、こんなことをするのなら今後の作品は観なくてもいいとつくづく思いました。

先日亡くなられた今敏監督とは対照的に
全く、観客を意識していない傲慢な作品でした。
クオリティの面でもかなり詰めが甘くて困惑すらしました。
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その人の肖像

2010年08月26日 00時13分05秒 | 日記
兎にも角にも彼のことを書かねばなるまい。
きっと一般的にはまだ知らない人もいるであろうけれども
常に素晴らしい作品を作り続けたひと。
アニメ監督「今敏」さんが46歳にして亡くなってしまいました。

公式サイトにあまりに繋がらずに各所でupされていた今敏監督の遺書のコピー。
http://kikori2660.tumblr.com/post/1007816998/5-18

不謹慎ながら最後の最後に素晴らしい読み物を残したものだなぁと
涙腺決壊ギリギリになりながら拝読しました。
きっとこんな近距離で死について冷静に綴られたものはそうそうないし
幽体離脱体験の件などは
いかにも監督業をこなした人なんだと思わせる視点が感じられた。

訃報を知らされたファンも唐突なことなら
ご本人も病状をあまりに唐突に知らされた事がよくわかるし
そうした中でこれほど気配りの行き届いた文章を書かれたこと自体に
その心力の強さやらその人となりが見て取れて悲しいやら悔しいやら。

ただ、残すべきものを残して逝かれたことには羨ましさも少々。
その足跡を辿ったたくさんの人たちがきっとその先を繋いでいってくれる。

それにしても最後の最後まで今敏然とした末筆で整えられていて
惜しまれる声は容易く想像を超えるとは思うけれども
一つの理想的な幕切れであったのではないかとやはり羨ましくも思った。
きっと本心にはもっともっと複雑な思いを抱えていた事も想像に難くないけれど。

結局、これって今敏監督についてなんの言及にもなってないか…

死んでしまってから世間に評価される画家なんかがいて
少なからず、今敏監督についてもそういったことが起こるだろうし
どうせならご存命なうちにその作品群を見てくれよと言っても仕方ないので
もし、これから見るという人は存分に楽しんで欲しいものだと思います。
作品それ自体が監督の肖像として受け取ってもらえれば幸いなことです。

そんなわけで、今日は一人で監督を悼んでそれら作品群を追悼上映してるのですが
久しぶりに見た「東京ゴッドファーザーズ」は相変わらず素晴らしい作品でありました。
始めてみた当時の驚きや感激は、未だに色褪せてはいないと実感。
冒頭でスタッフ紹介で装飾された街並みも
ラストで朝日の中軽やかに舞い降りていくシーンもずっと脳裏に焼きついていたし
これから先もそれはどこかで自分の糧となって作用していくことだろう。

つまり、そういう貴重な人が一人この世界から失われてしまったということです。
死後の事など想ったところで仕方がないとは思いながら
今敏監督が安心してフライトされていることを願わずにはいられません。
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