神永 れい子 の フィフティ随想記

神永(かみなが)が日々の出来事,報道などから想起することを
フィフティの視点で語るという
内容をそのまま表題に

全国女性議員サミットでクオータ制討議

2009-04-12 08:54:19 | 女性と政治
4月11日・12日,群馬県高崎市で第5回全国女性議員サミットが開催された。
第1・2回(長野,青森)の開催は新聞記事で知り,第3回熊本には参加できた。
今回は知人が実行委員をしていることもあり
昨年から日程案内があったのに残念ながら参加できなかった。


12日の日経新聞には,女性の政治参加促進を目的とする会議であり,
 ○自民党;小渕優子少子化担当相、社民党;福島瑞穂党首ら
  衆参両院の女性国会議員7人が子育て支援策などを討議したこと。
 ○地方議員を中心に約530人が参加したこと
 ○小渕さんが「少子化問題も男女共同参画も制度、予算ともに不十分。
  女だけの問題だと思われているうちは前に進まない。世界第二位の
  経済大国なのに(女性が)やりたいことや結婚をあきらめるのでは
  豊かな国とはいえない」と述べ、女性が働きやすい環境づくりを進
  める決意を示したこと
 ○世界各国と比較して日本では女性の社会進出が立ち遅れている現状が
  報告されたこと
 ○国会に「クオータ(割当枠)」をつくって女性議員を増やす可能性を
  討議したこと

などが記事になった。


何と言っても
クオータ制がシンポジウムの議題になるようになって嬉しい。実現して
日本でも現役子育て世代も閣僚になるのが,特別なことではなくなったなら・・・
今よりもっと民主的で,今よりもっと暮らしやすい国になると思う。

そのためには,政治=社会の男女差に敏感な視点をもった人が
どんどん議員になっていくことも必要だ。

今日,告示で松江市議会議員選挙が始まる。
友人の貴谷 麻以(きたに まい)さんが初挑戦する。
2007年まで女性議員ゼロだった島根県議会・・・
女性県議二人を押し出した原動力の一人だ。

なんとしても当選して欲しい。





「三人乗り自転車」への施策提言

2009-04-09 20:29:31 | 女性と政治
「幼児2人+大人」の自転車三人乗りが,7月頃には
「禁止」から解禁になるようだ。

解禁に向けて,
従来からの後座席幼児の足巻き込み防止だけでなく,
ハンドルの安定,乗降時の転倒防止,車体の強度などに配慮
工夫した自転車も開発されている。

人間万事塞翁が馬というが,
一旦は子育て世代へも「禁止」が徹底されようとしたことで,
親子にとってより安全な自転車が開発されたともいえる。
残る問題は価格の高さだ。

要件を満たす自転車は,約8万円するらしい。

庶民の「足」として,
また,
必要な期間が限られる用途の自転車としては,
明らかに高すぎる。

そこで提言。

安全のため強度確保し(昔の自転車の様に)頑丈な自転車なら,
長持ちするはずだ。ならば,
自治体がまとめて購入し,子育て世代に貸与する
のがよいと考える。

開発した自転車業界は販売台数が予測できるし,
子育て世代にとっても嬉しい支援では?
行政施策としても,税金の有効な使途の一つとして
大多数の国民から評価容認されると思う。

「三人乗り用自転車」貸与の際は,
容器リユースのデポジットの要領で行う。
自治体が利用者から預かり金(ex.5000~20000)を受け貸与。
貸与自転車の返却時に,預かり金を利用者に払い戻す。

返却された自転車は
補修整備して再貸与していく。
自治体の立地状況によっては
行政内ではなくNPOを含む民間(自転車屋さん)に運営委託する。


もし私が自治体首長なら実施したいし,
国会議員なら実施のための法律を作っていきたい。
現職首長,議員,自治体職員の皆さま
如何でしょうか?



「定額給付金」

2009-04-08 07:20:17 | 女性と政治
「定額給付金」については、既に様々な問題が指摘されている。
給付金 『受け取り』 段階に限ってだけでも、
普くといいながら、ホームレスやネットカフェ難民
など住宅に住まない人には通知自体が届かない。

また、DV被害にある当事者は、
加害者から逃避するために住民票をそのままにしている場合がある。
この場合、被害者の分も加害者が受け取ることになる。
経済的弱者に届かない場合が多いのだ。

それだけではない。住宅に住んでいても高齢者には酷な様式なのだ。
4月1日に送付された市の「申請用紙」を縁あり見せて貰って驚いた。
「本人確認の為」や「振込み先の誤判読防止の為(?)」とはいえ
運転免許証、保険証など(36種の内1)や銀行通帳のコピー添付が必要。

おまけに説明の文字はビッシリと書いてある。
役所や会社など事業所に「コピー機」は当然かもしれないが、
一般の高齢者宅がコピー機を常備しているのは稀だ。
近くにコンビニが無ければ(在っても知らなければ)どうするのだろう?

代理請求の説明は誤解しそうだし・・・

経済的弱者に特化した施策だったなら、
たとえ同様に「給付金」方式になったとしても、
『給付』 段階の受け取り易さにより配慮したものに
なったのでは・・と思う。

とはいえ「さもしい」部分もある私は、
手続きが面倒でも、受け取るために動くだろうけれど