mon avis, ...etc.

とりあえず、時々デス。

若尾さんの映画

2013-07-26 01:28:04 | 好き嫌い
さてさて、半年の間、ため込んでた映画の記事をあげようかと思うと、
むこう三ヶ月くらい、毎日、若尾さんの映画の話になっちゃうなあ(笑)・・・とね。
それもなんなので、とりあえず、今日のところは、一番好きなのを書いておこうかな・・・と。

ですが、これが難しい。1番は選べないです、なかなか。てか、ベスト10選ぶのも容易じゃないよ。
なにしろ作品数は多いし、若尾さんはいつもステキだし、観るたび順位は色々入れ替わるですよ。

そんなわけで、今のところ、ていうか、ここしばらくの間、一番好きな3本ってことにした。つまり、ベスト3なんだけど、でも、この3本、順位はないです。どれも1位!なんス。てことで、同着1位の3本がコレです。↓↓↓ 




清作の妻 1965年 増村保造監督
青空娘 1957年 増村保造監督
赤線地帯 1956年 溝口健二監督

映画の中身については、また改めて書こうと思ってるけど、やっぱ増村作品の得点(?)が高いなあ・・・。実は、次点争いが、『最高殊勲夫人』、『華岡青洲の妻』、『祇園囃子』だったので、ここにも2作品入ってるし・・・てか、溝口作品もカタいなあ、たった2作品で共ににランクイン(?)だし。若尾さんのフィルモグラフィーは160本越えてるってことなので、2/160の確率ですもの。てか、多分、私じゃなくても、必ず2作共ベスト10入りするはずだから、それはまあ、やっぱ溝口健二は名匠だったってことなのね。
んで、『赤線地帯』は、なんつっても、私の‘若尾熱’発症のきっかけになった作品ですし、コレを観てなければ、若尾さんに出会うことも、古い邦画を見出すこともなかったわけなので、なんか感謝の気持ち(?)も大きくて・・・なので、おそらく生涯不動のベスト3ってことになりそうです。が、このジャケット写真、肝心の若尾さんが・・・なので、オマケにもう一枚貼っときます(笑)
 なんかヒドいなぁ、コレ(苦笑)


全盛期(?)には、一年に10本も撮ってたというから、そりゃまあ、やっつけ仕事みたいな作品とか、流行に乗っかっただけの、んーなんだかなあ??というような作品も、結構あります。今と違って、会社の専属だから、仕事を選ぶのも難しい時代だったでしょうしね。なので、正直、名作率は低めですけど、それでも、今見ても、納得の名作!といえる作品はいくつもあるし、それに、作品の出来はともかく、何より、これぞ名演技!というようないい芝居を、若尾さんはしているので、てか、若尾さんの演技法(?)が、私はすごく好きなので、観るたび熱はあがります。それは、駄作を見ても、名作を見てもデス。
多分、若尾さんは、芝居感覚が、あまり日本人っぽくないんですよね。とても独特で確固としている。セリフ回し、所作、役作り、諸々の部分で、ドヌーブさんにちょっと似ていて、独特の個性があるので、そこらへんが私のツボにドカーンとハマッた様な気がする。うまくいえないけど、私演じてますっていうようなヘタな演技をしないとこ、あれこれ演じてないような顔して、しっかり役の肝をつかみきってるっていうようなとこデス。それと、エスプリかなあ。なんたって、私が大嫌いだった、ジメジメとタル~い邦画の空気を、吹き飛ばしてくれちゃう不思議な佇まいでね、コレがなにより若尾さんの一番の魅力かなあ、私にとってはね。そうそう、まさにアプレな感じ??ってか??(←古い邦画観てなきゃ出てこない言葉だよね・・・笑)

いやその、フランスかぶれの私が、こんなにハマってしまう理由が確固としてあるわけなんです、若尾さんには。って、こじつけるわけじゃないけど、きれいなだけじゃない、エロいだけじゃない、明るいだけじゃない、悪いだけじゃない、フクザツで妙味満載、洞察深しでね、なんともフランス味たっぷりなのデス。案の定、てか、実際、フランス人受けはすごくよいらしく、向こうでも結構人気あるみたいだしね。んでもって、特にフランス人が好むのは、『赤い天使』『刺青』『卍』あたりだそうで、ん~そうだろうなぁーと、それも納得です。増村映画は、とってもフランス向きかもしれないなあ。


と、まるでまとまらない、ヘンな記事ですが(毎度のことか)、今日はこの辺で。




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