ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

美味しさの秘訣~ウニのクリームソース

2016年03月25日 | パスタの話

「ウニのクリームソース」には、いくつかのこだわりがある。
ウニのクリームソースの注文が入ると、さっそく“リングィネ”というパスタを茹で始める。
このリングィネというパスタは、イタリア語で“小さな舌”という意味だが、舌を切ったときの断面のような楕円形をしている。
もちもちっとした食感があり、やや濃度のあるクリームのパスタによく合う。
このウニのクリームソースにはリングィネを使うというのがひとつのこだわりである。
さて、鍋には豊四季名産のカブやズッキーニ、パプリカなどの野菜が軽く炒められている。
野菜の甘みを引き出し、このパスタの味わいに奥行きを持たせるのも、こだわりである。
野菜に軽く火が入ると生クリームが投入される。このクリームはケーキ屋さんが使う高級なものである。
どうせ火を入れるのなら植物性の安いものを使えばよいという考えもあるが、このクリームにクアトロはこだわる。
さて、主役の生ウニがクリームソースに投入される。
当然、この生ウニの品質にはこだわっている。
鮨屋が握りに使うウニを惜しげもなく大量に投入される。
鮨屋なら何貫の握りが作れるのだろうか。
脇で見ているほうがドキドキするほどのウニがクリームソースに投入され、煮込まれる。
鍋の中でウニの旨味と野菜の旨味とクリームの旨味が混沌と一体となり、茹であがったリングィネが鍋に入ると、ここぞとばかりにシェフは忙しく鍋を振り始める。
クリームソースの中の旨味が乳化し、こだわりのウニのクリームソースが完成する。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こだわり (剪定職人)
2016-03-25 19:53:46
ウニへのこだわりは知っていたが感服。
さらなるこだわり (クアトロの父)
2016-03-25 23:32:05
特上ウニのペペロンチーニも登場

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