その昔、ロックフォール村の洞窟で昼飯を食べていた青年が遠くに美しい娘を見つけると、食べかけのチーズとパンを置いて、その娘の尻を追いかけてしまった。
いわゆるストーカーである。
数ヶ月後、その青年が洞窟に戻るとチーズもパンも青カビで覆われている。
しかし、そのチーズを食べてみるととても美味しかった。
チーズの王様と呼ばれる“ロックフォール”誕生秘話である。
現在でもロックフォールは洞窟内でパンに付いた青カビを培養してチーズに植えつけていると云う。
さて、その青年の恋は実ったのだろうか。
カビの生えたチーズを食べたその青年の気持ちはどうだったのだろう。
「またあの彼女に会えるかな」とウキウキしていてチーズに付いているカビに気づかずに食べたのだろうか、「俺の人生は実にブルーだ」と悲観しながらチーズを食べたのだろうか。
クアトロにロックフォールが入荷。
クアトロの赤ワインに合わせるとウキウキと美味しい。
※4月2日の土曜日は、クアトロの父の甥の結婚式に家族でおよばれのため、営業を休ませていただきます。
土曜日の休みは、開店以来初めてかもしれません。
この青年は恋が実ってウキウキです。