徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

秋の旅行-アイゼナハ編その1

2016-10-23 04:07:00 | 旅行
アイゼナハに到着したのは午後2時過ぎくらいだった。

大渋滞と運転の荒さ

にびっくりしたけれど、私のガイドブックに「アイゼナハは自動車の街としても知られている」と書かれていてなんとなく納得した。渋滞だったのはシフトチェンジの時間だったのかな。

ホテルに荷物を置いた後、早速散策に出た。アイゼナハはマルティン・ルターが学生時代に住んだ家があることとバッハが生まれた街などとして知られているけれど、まさか

同じ学校(ギムナジウム)

に通っていた(もちろん時代は違う)とは思わなかった。そのギムナジウムの名前は

Martin Luther Gymnasium(マルティン・ルター・ギムナジウム)

だった。ちなみに、ルターは1498年から1501年、バッハは1692年から1695年に通ったらしい(学校の入り口に表示があった)。



ルターの家(Lutherhaus)は木組みの美しい家(写真)だった。中の展示でルターの生涯と業績を知ることができ、キリスト教や聖書に関心のある人にはためになると思う。

ルターの業績は、もちろん聖書をドイツ語に翻訳したことだけれど、当時、すでにドイツ語版の聖書はあったらしい。が、ルターは

誰にでも読めるドイツ語

に翻訳し、この聖書が広く庶民にもいきわたったため、このルター訳の聖書が

近代ドイツ語の基礎

となった。



写真はバッハ一族がかつて所有していたバッハの家(Bachhaus)。写真は築600年以上の建物だけれど、この建物の向かって右側に

モダンな新館

が建っていた。中の展示室も一部モダンでびっくりした。展示は、当時のキッチンや居間などのほか、バッハと同時代の古い楽器が紹介されていてとても興味深かった。特に面白かったのは

バイオリンと(たぶん)トランペットが一体

となっている楽器。普及はしなかったと思うけれど、アイディアが面白いと思った。

その他、クラヴィコードやチェンバロなどの生演奏もあった。1台のオルガンは、空気を送るペダルがオルガンの横にあり、演奏者が自分で空気を送れないので、

観客の1人

がペダルを踏み共同演奏をした。

ショップには音符の書かれた鉛筆や消しゴム、ボールペンなど、普段使いできそうなかわいいグッズも売られていた。

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