徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

引っ越しをする-退去を伝える編

2011-04-28 02:17:14 | 2人暮らし
ドイツでは通常、アパートを退去する丸3か月前にオーナーに退去することを伝えなくてはいけない。が、私は特に契約をしていなかったし、常々『退去は次の学生を見つけやすい3月か8月か9月にしてね』と言われていたので、同居人(大家さん)にはアパートが見つかってから退去することを伝えることにしていた。

アパートが見つかったのは2月下旬。入居は4月なので、3月いっぱいまでその部屋に住めば、退去まで1ヶ月以上あるし、私にも好都合、と思っていた。

が、大家さんに伝えたら、

3月分の家賃を支払ってもらうけど、15日に出て行ってね

と言われた。あり得ない。全力で抗議するも、『法律に書かれているし、今までの子はみんなそうして言ったわよ』と言われるし、迫力に押されて負けてしまう、と思った私は、ソクチくんと研究室の同僚に相談し、彼女の言うことはもちろん違法であることを知り、ソクチくんに直接彼女と話してもらうことにした。

ある日の夕方、ドイツ人が退去の件で話に来る、と大家さんに伝えたところ、態度が一変し、『15日分までの家賃でいいから、15日に出て行って』と言われた。私は単なる質問として、『じゃあ、4月15日分まで家賃を支払ったら3月いっぱいまで居ていい?』と聞いたら、『いいよ』と答えた。

一晩考えた末、やっぱり住まないのに家賃を支払うのはばかばかしい、と思い、大家さんに『3月15日分まで支払って、3月15日に出て行く』と伝えたら、大家さんは『4月15日分まで家賃を支払って3月いっぱいで出て行く』と思っていたので、カチンと来たようで、『今度の火曜日に次の人の募集をかけるから、いつ見学に来てもいいように部屋を片付けておいてね』と言ってきた。

大家さんも、ドイツで生活するのに同居人が必要なのは私も理解しているので、『わかった。でも、見学する人が来るときは前もって教えて』と言ったら、

私を信用できないの?

と言ってきた。『いや、信用しているけど、私の部屋、鍵がないし』と言ったら、『家族には必要ない』と言われ、さらに、

3月分の家賃いらないから2月いっぱいで出て行け!

と言われた。その日は25日くらい。2月いっぱいで荷物をまとめて出て行くのは物理的に無理でしょう…

その後、落ち着いた大家さんと話をし、結局、

家賃は15日まで、退去は15日、見学者は16日以降にやってくる

ということになった。
とても常識的な決定だと思うけれど、ここにたどり着くまでにとても大変な思いをした。





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