携帯電話の不具合話

2018年01月17日 | 健康・病気

先週の土曜日、義母(はは)が、「携帯電話がまたおかしい」と女房にいう。
電話をしているうちに、相手の声が聞こえなくなるらしい。
昨年末にその不具合が出たので、携帯電話を買ったデンキ店に持って行き修理してもらった。
買って1年1ヶ月になっていたが、無料で修理してくれた。
メーカーの対応は、基板がおかしくなったのでそれを交換したということだった。
それから2週間ほどでまた同じ不具合になった。
日曜日に私と女房で、デンキ店にまた修理してもらおうと開店した10時に行った。
携帯電話を買った携帯電話会社のカウンターに行って、若い男性に事情を説明した。
そして義母の携帯電話を再び修理するために、メーカーに送ることになった。
そこまではいいのだが、そのあとの店員の言葉に私は怒った。
「今、代替機(だいたいき)がないので電話をお貸しできません。ご了承下さい」
「だめだ。そんなのおかしい。よその店で借りるとかして対応してくれ」
「それはできないんです」
「メーカーの電話機がおかしいのに、なんでこっちが我慢しなければならないんだ。
 代替機をそれなりの数用意しておかない店側がいけない」
女房が私に怒らないで、と手振りと視線でいう。
「ちょっと、責任者呼んで」と私。
若い男は責任者を呼ぶために席を外した。
「お義母さんに、修理する間電話は使えない、といえる?」と女房に私は訊く。
「・・・」
私と女房が住む埼玉の田舎に引っ越してきた今の義母は、
電話で姉妹(きょうだい)・友人・息子と話すことが唯一の楽しみで、
そのために女房が、その携帯電話会社の電話を義母のために買ったのです。
そのガラケーは、月に2700円払えば話し放題というものです。
なので義母は自由に電話を楽しんでいた。
それが、「代替機がないから修理が終わるまで電話機はないです」などと私は義母にいえない。
女房だっていうことは辛いだろう。
20分ほどたってその店の携帯電話売り場の主任という人が来た。
私は、その主任の言い分を聞いた。
聞いたが、代替機が借りられないということは受け入れられないと強くいった。
結局、店の展示品を貸してくれることになった。
最初からそうしてくれたらいい。
代替機がないから電話機を貸せないといった青年は、スマホなしで1日でも暮らせるのか?
今、スマホや携帯電話を持っている人が、1日でもそれがなかったら生きていけないだろう。
私はなかったら困る。仕事で使うことが多い。
義母は今、友人や姉妹と離れた埼玉の田舎で暮らしている。
電話で話すことが楽しみなんです。
それが電話機の不具合のために、電話がない生活をさせるなんてことを私は認めるわけにいかない。
どんな電話機でもいい、義母の電話機のSIMが入らなくてもいい。
義母が電話できればいいのです。
そういう人情がそのとき対応していた店員になかった。
私も昔、大学生協で電器製品の販売の仕事をしていた。
私はできるだけお客さん(組合員)の要望に応えるように仕事をしていた。
ステレオを買った学生が、アンプ・プレーヤー・スピーカーの配線ができないというので、
仕事が終わった夜に、その学生のアパートに行って、
ステレオが聴こえるようにセッティングしたこともあった。
テレビのアンテナ線を接続できない学生もいて、私は、仕事が終わってから対応しました。
「代替機が1週間で戻ってくるので、来週今日お貸しする展示品と交換してほしい」という。
来週の日曜日に、そのためだけにそのデンキ店に行くことを約束した。
しかし、なんであの電話機は相手の声が聞こえなくなるのだろう?
こんどは無事ちゃんと直ってくるのか?
そう念を押したら、主任と店員は「分かりません?」といった。
こんどきちんと直ってなかったらどうしよう?


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久米宏の話し方 | トップ | 友人の小説 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。