梅モモさんといのたん

2015年06月05日 | 健康・病気

私は、信濃毎日新聞の水曜日に連載されている、
「怪しいTV欄」というコラムを毎週楽しみに読んでいる。
町山広美という放送作家が書いている。
この人のテレビ業界を見る目の位置が好きなんです。
6月3日は、NHKスペシャル枠で放送された
「見えず聞こえずとも~夫婦ふたりで山里暮らし~」のことを書いていた。
それを読んで私は心を動かされた。
丹後半島の山のほうで自給自足の農業をしている梅木夫婦。
奥さんは、目と耳の障害を持っている盲ろう者だ。
ピンク色が好きなので「梅モモ」というニックネームだという。
ご主人のニックネームは「いのたん」、いのしし年生まれだからだそうだ。
若き日のいのたんは、武者小路実篤らが開いた「新しき村」で昔ながらの農業で汗を流していた。
2人の出会いは50歳を過ぎてからで、結婚してまだ14年だそうだ。
夫婦の会話は、手を触れあってする触手話です。
ケンカをするときも手を触れている。
梅モモさんには、離婚歴がある。
いのたんは、初婚です。

> 介助者としても、恋愛でも、いのたんは初心者。
> それを、梅モモさんがリードしたことが分かってきます。
> 健常者が助ける側、なんて思い込みが外れる、すてきなお話。
(略)
> ダメねえと怒るけど、すぐ笑顔になる梅モモさん。
> その笑顔がうれしくて仕方ない、いのたん。
> よく手を触れあって、お互いがお互いを喜ばせている確かな実感の中にある2人。
> まさに理想の夫婦でした。

私は、コラムを読んでいて、その番組をぜひ観たいと思った。
しかし、NHKのサイトを見てみたら再放送は終わっていた。
ひょっとしてと思い、「見えず聞こえずとも」と入力して検索してみたらこの番組があった。

NHK Eテレ ハートネットTV ブレイクスルー
File18『見えず聞こえずとも・・・』 ← ここをクリックすると観られます。
2014年11月10日放送

私は、これを観て感動した。
梅モモさんといのたんが好きになった。
夫婦っていいな、と思った。
私は、梅木夫婦を見習わなくてはならない。
そして女房に感謝しなければ…。


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