ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

早く手を出す、そして仕事をしながら考えれば、必ず思いがけない、うまい思いつきが出てくる

2017-03-07 19:13:24 | 社会
早川くんは、いつでも何かにつけて、思い込むくせがあって困る。思い込めば、必ず
それが執着になって、心の働きはなくなってしまう。以前にも、早川君に「見つめよ」
ということを教えれば、「見つめていなければならぬ」ということを、思い込んでしまって、
「心ここにあらざれば、見れども見えず」で、自分は何を見ているのか、一切わからなく
なってしまう。指導すlる僕の目的は、なんでも見つめていさえすれば、必ずそれに
大して、何かの感じが起こり、それからいろいろと、心の働きが、導き出されてくるという
ところにあるけれども、早川君は、ただ硬くなるばかりで、けっして素直に、心の働き
が起こってこなかったのである。いたずらに思い込むことをやめさえすれば、何かに
つけて、腰が軽くすばやく物事に手をだすようになる。

たとえば、何か仕事の見積もりをするときでも、まずそれに関係したことに、なんでも
手をつけて、仕事をしながら考えれば、必ず思いがけない、うまい思いつきが出てくる
のである。いたずらに坐り込んで、眼をつぶって考え込めば、ただ考えが、堂々巡りを
するだけで、けっして実際生活に触れた考えは、浮かんでこないのである。

─『現代に生きる森田正馬のこどば 生活の発見会 I 悩みには意味がある』
  白揚社

■この教えは、わかるような気がする。手をつける前にあれこれ躊躇することがある。
まず、なんでもいいから、その仕事の一端に触れてみるつもりで、何かやってみる。
完全さを求めず、思いつきでも構わないから、はじめてみる。それが大事なのだろう。
そういえば、ヒルティがこんなことを言っている。
「すべてよい衝動に直ちに従うと言う習慣は、楽園(パラダイス)にいたる
最短の道である。」と・・・
やろうという気持ちが起きたときに素直に行動することの大切さを言っているのでは
ないか・・・
人間はときに、二つの脳を持ち、それが外と切り離され、完結したような循環を生み出し、
抽象的な概念にのまれてしまう、そのときに森田氏がおっしゃる「思想の矛盾」と
言う状態に陥るのかもしれない。やろうと思っていてもなかなかしない状態だ。
それに打ち勝つには、見つめることで、客観的な自分も意識する、また、何かやってみる、
すると、また、外と内なる自分の区別に脳が気づくのかもしれない・・・
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