クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

恩師 速水司祭

2008-10-16 02:40:32 | Weblog
速水敏彦氏死去 立教大名誉教授(共同通信) - goo ニュース
昨日の夕刊社会面最下壇の逝去者欄に僕は釘付けとなった。そこには、速水司祭逝去の記事が。出会いは47年前、立教チャペルで祭壇奉仕者(アコライト)に入った頃である。師は常に温厚な眼差しを絶やす事無く、礼拝への指導をしておられた。当時の立教チャペルには、竹田鐵三、矢沢信夫、速水敏彦の3師が、大学と中学生に聖書指導をし、礼拝を守っておられた。大祝日では、3師全てが出る。年の若い速水司祭は常にディーコンパート(執事役)であった。また、毎朝聖餐式を行い、チャプレン(学校付き司祭)は交代で司式をされ、アコライトの大学生・中学生も交代でサーバーを行った。サーバーをする時僕は速水司祭の司式の時が一番肩の力が抜け、間違いも少なかった。師の温かなお人柄だろう。洗礼を受けた翌年の4月、大人の信徒になる、信徒按手を当時の教区主教後藤主教から受け、翌日の初陪餐のパンは、速水司祭から頂いた。
速水司祭が新約学の日本有数の権威と言う事を知ったのは、ずうっと後の事で、新書版の著書を読んだ時である。その語りは竹田鐵三神父と同じで、難しい事を噛み砕き、優しく分かりやすい言葉で書かれていた。惜しい方が天に召された。
「全能の神よ、主を信じ、主に使え、御言葉を伝えて世を去りし、速水敏彦司祭の魂、御もとにあって安らかに憩わん事を。残されしご家族の上にも主の慰めが豊かに注がれん事を、主イエス・キリストによって祈り奉る。アーメン」

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