Said q winning

がははは♪qで映画異様バカ大好き
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アメリカン・スナイパー 

2015-02-21 | あ行の映画


監督:クリント・イーストウッド
キャスト:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ジェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネルほか

一人の狙撃兵がイラクで標的を狙うところからはじまり、彼のそれまでの生い立ちが語っていて
男の名はクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)
幼い頃から銃を持って猟りに出かけるような育つ環境から
生き甲斐を感じることを求めるべく軍隊に入りスナイパーとしての才を発揮する
出会った女性(シエナ・ミラー)と結婚し
そして9.11



扱っているテーマが非常に重い。
目を背けたくなる情け容赦無いシーンも有る。
この作品を観るのには、それ相応の覚悟がいると思える

本作でもクリント・イーストウッドの冷徹さと温情は、存在していた
イーストウッド監督にハズレ無し
凄い。戦争を描く。
見えるのは人間だけ
国家や思想の姿は無くて政治も無い
正解も無い。
答えは自分で考える
綺麗な言い方をしてしまえば“人間の本当の姿とは”“本当の正義とは”を描いていたと思う
今作品にも、イーストウッド監督のブレていない描きだと思えた


何処かで現実感が出てこない世界だったものの
人を殺したことよりも、仲間を救えなかったことに後悔を感じる
というドクターとの話は
当事者にしか言えない事で
イーストウッドの映画はいつも過剰な演出が無いのも今回も感じてしまった

クリス・カイルという一人のアメリカ兵
私は、ニュースや、新聞では見ていたものの、人物像が浮かんでいなかった
本屋で見たものの・・・
カイル・クーパーは愛国心を持ち仲間を守り家族を愛する、強い信念を持った男だったのだろう
戦場での極限の任務。残酷な世界にいる
幸せな家庭
忍び寄る戦争という現実
「羊たちを狼から守る番犬になれ」という父親の教え


カイルの任務は、武器を持った敵を狙うこと
ゲリラ兵だけではなく、女性も子供も殺さなくてはならない

米軍史上最強と謳われた伝説の狙撃手クリス・カイルの真実のドラマを描いている

国レベルで膨張して描いてある戦争ではなくて
個人レベルで描かれていたし
 観ていて、感じたのは「真実」「現実」なのである

 

家族的雰囲気が戦争とのコントラスト

無音のエンドロールが
この世には狼、羊、番犬の三種類の人間がいる
というカイルの父の言葉が感じてしまう

 観た人 それぞれが考える
そういう無音だった

 



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