四駒笑劇漫画

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ブラッド・レイン もうちょい!吸血鬼映画の佳作

2007年04月05日 | 誰も知らないZ級映画評
   ▲ブラッド・レイン アメリカ盤のジャケット


この映画の感想を書くのは難しいのです・・・

というのも、見所満載だけど、特別面白いワケでなく、特別つまらないワケでもない。
あえて、貶すなら主演の元モデル「ターミネーター3」のクリスタナ・ローケンが下手くそすぎるアクションが癇に障る程度。
あと、マイケル・マドセンは仕事中に飲んでいるのかダラダラしています。
ところが、後の連中は目一杯楽しんで仕事をしている感じ。

内容は吸血鬼ケイガン伯爵(早い話がドラキュラ伯爵)に母を殺された少女レインはサーカスの見世物にされている処から始まる。
少女レインは人間と吸血鬼のハーフ(ダムフィアと呼ばれる)だったのだ。
その為、血を見ると獣のように凶暴になる。
レインはサーカスの連中を殺し、逃亡。
その途中で業火の会という吸血鬼退治グループに会い、
最初は敵対するが、ウラジミール(マイケル・マドセン)の助けもあり、
業火の会のウラジミール、セバスチャン、キャタリンとケイガン退治の旅に出る。
しかも彼女の父親はケイガンだった事を知り、復讐を固く決意。

仲間の裏切り、野望、お宝探し、仲間の死ありの大冒険の末、ケイガンを倒し、
誰もいない城の玉座に座るレインであった。

という、感じ。
かいつまんだので、適当な部分もあるが、実際に見てもらえれば納得出来ると思う。

結構、テンポもいいし、映像も綺麗、特撮もソコソコなのだが、さっきも述べた様に主演のクリスタナ・ローケンはHシーン以外は芸ない。
今回も刑務所で男を犯すシーンは結構、官能的。
オッパイを惜しみなく披露する彼女の前向きな態度は認めるが、鈍臭そうな走り方や腰のひいた剣使いはドッとシラケる。

また、監督は映像等には拘るが演出が素人以下のウーヴェ・ボル。
才能は間違いなくあると思うが、実力がない。
経験が彼を育てるらしく、前作の「アローン・イン・ザ・ダーク」よりはずっと良い出来だし、さらにその前に撮った「ハウス・オブ・ザ・デッド」に比べると雲仙の差で良い出来だ。
つまり、間違いなく次の作品は期待出来る・・・と思う。

とりあえず、レンタルで観る分には損がない作品ですな。


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