凌と同世代の音楽家

おばちゃんブログ

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バーンスタインの指揮する第九交響曲

2017-05-13 11:57:41 | 日記
「今年もまた第九の季節」といったような新聞記事を目にするたびに、Bは心を動かされてしまったのです。

しかし、年末に第九交響曲のチケットを入手するのは、容易なことではなかったのです。

ましてBのような仕事に追われている人間にとっては、それでなくとも忙しい年末に、第九交響曲のコンサートをきくための予定をあけておくなどというのは、できない相談であったのです。

Bは、バーンスタインの指揮する第九交響曲のコンパクトディスクを、手にとったのです。

そのコンパクトディスクのケースには、「ライブレコーディング」と記されていたのです。

これはいい。

Bはいかにもうれしそうに、そうつぶやいたのです。

バーンスタインに指揮されたウイーンフィルハーモニーと、そうそうたる顔ぶれの独唱者たちによる演奏は、きっと感動的なものにちがいなく、しかもライブレコーディングであれば、テレビや写真でしかみたことがなかったが、ウィーン楽友協会の金色に輝く大ホールをうめた満員の聴衆の盛大な拍手と歓声もきけるはずであったのです。

そのコンパクトディスクを買って帰った日、Bは疲れていたのです。

Bはそう考えたのです。

今度の休日に、体調をととのえ、しっかりきくことにしよう。

好きなときに好きなように好きなだけきくレコードやコンパクトディスク、つまり再生装置をつかってきく音楽は、いつでも、好きなときに好きなように、しかも好きなだけきける。

それがレコードやコンパクトディスクの最大の利点です。

しかしながら、その利点が、ともすると、再生装置をつかって音楽をきくときの落とし穴になります。

千葉のピアノ処分
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