中国雑聞記

当地の新聞ニュースの中から、日本では報道されないものを紹介し、中国庶民生活の一端でも感じてもらえたらと思います。

ホワイトデー以外にもこんな日が...

2009-03-14 21:35:04 | 世相
ご無沙汰しておりました、久々の更新です。

今日3月14日はホワイトデー。バレンタインデーのチョコレートも元は菓子メーカーが売り上げを伸ばすために銀座のデパートで始めたそうですが、最初は一日数個しか売れずに大変苦労したとテレビで放送していました。

中国でも日本同様に商業ベースのバレンタインデーが大流行なのですが、商売熱心な中国人の事。1ヶ月後のホワイトデーも見逃すはずがありません。都会では何だかわからないけど、とにかくプレゼントをあげないといけない日になりつつあります。
ホワイトデーは白色情人節と呼びます。まあ読んで字のごとくでしょう。
一方、バレンタインデーのことは単に情人節と言います。情人とは恋人のことで、状況によっては多少不倫的なニュアンスもあります。

中国最大の検索サイト「百度」にはホワイトデーの由来について、そもそもは日本の福岡県のお菓子屋さんが発案したものだと紹介しています。

更には、こんな記念日があると列挙しています。

・ 1月14日 Diary Day 日記情人節
一年の始めにカップルが互いに日記帳を送り、美しい思い出を留めようというもの。

・ 2月14日 Valentine’s Day 伝統的情人説
説明は要らないでしょう。

・ 3月14日 White Day 白色情人节
これも説明不要ですね。

・ 4月14日 Black Day 黒色情人節
2月にも3月にもプレゼントを贈る相手も呉れる人もいなかった寂しい人たちが集まって、頑張ろうよと互いを励ます日。なかなかのブラックユーモアです。

・ 5月14日 Yellow &Rose Day 玫瑰情人节
恋人や夫婦間だけでなく友人や会社の同僚などにもバラを送る…..多分これも花屋が考えたのでしょう。

・ 6月14日 Kiss Day 親親情人節
「親」にはキス(をする)の意味があります。この日特にキスを奨励するわけではないでしょうけど。

・ 7月14日 Silver Day 銀色情人節
意中の人を自分の親や先輩に紹介する日だそうです。なぜ銀色かというと、婚約指輪がシルバーだった古の習慣に由来する…、嘘のようなホントのような。

・ 8月14日 Green Day 緑色情人節
緑豊かな森林をハイキングして、運がよければ将来の伴侶にめぐり会えるかも・・・。いったい誰が考え出したんだろう?

・ 9月14日 Music &Photo Day 音楽/相片情人節
「相片」とは写真のこと。音楽などの社交活動を通じて意中の人を友人や同僚に紹介し、知ってもらう。又、独身の人たちには相手を見つける好い機会にもなる。そして9月秋空の下、みんなで写真に納まる。だから相片節???

・ 10月14日 Wine Day 葡萄酒情人節
言わずもがな。カップルに高級レストランで、高級ワインを飲んで、しっかり消費してもらおうという日です。

・ 11月14日 Orange & Movie Day 電影情人節
オレンジの名前が入っている理由。カップルでロマンティックな映画を観て涙を流した後、オレンジジュースで不足した水分を補いましょうという趣旨だそうで。ホントかよ?
他にもこんな解説があります;この日には何の伝説もありません。12の情人節の中で最も寂しい日なのです。かつて両思いだったが不幸にも別れた、或いは片思いだった人たちが思い出を胸に、かつては一緒に観た映画をまた観る。映画が終わった後には晩餐もロマンも無い。有るのはただ酸っぱい思いだけ…。恐れ入りました、こんな日まで用意しているとは。

・ 12月14日 Hug Day 擁抱情人節
公の場でどれだけ長く抱き合っていられるか?ちょっとギネス風な趣の日です。
この日を校園情人節(校内恋愛節とでも訳しましょうか)と呼ぶ向きもあるそうです。