愛しきものたち

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東大寺二月堂、お水取り(おたいまつ)-1

2006年03月12日 | 神事:行事:寺社: 仏像
関西に春を呼ぶ行事として有名な東大寺二月堂がお水取りが今まさに進行中です。


大仏殿裏から二月堂を見る

先週の金曜日(3/10)の夕方、仕事もそこそこにして二月堂まで出かけてきました。 春をよぶ小雨の中、大仏殿の裏から二月堂に通じる裏参道ははにすでに人並みが続いていた。


二月堂裏参道から



 裏参道から境内に入る結界には勧請縄が張られていて、う~~ん、さもありなんと1人で、納得してしまいました。


 境内はすでに人ごみで人垣を掻き分けなければ前にはすすめない状態でした。 食堂の庇にはこれから出番を迎えるお松明がつりさげられています。


水がくみ上げられる若狭井


鵜の宮神社

 お水取りは、修二会といい、二月堂の本尊である十一面観音の前で全ての罪や過ちを懺悔することにある。



これは11人の練行衆(参篭、おこもりする修行僧)が人々に代わり本尊に個人だけでなく国家や社会が犯した全ての罪や過ちをざんげし罪障の消滅とともに仏の加護を願う物であるという。


 


おたいまつは、お水取りのハイライトとしてすっかり定着しているようにおもわれているが、これそのものは 練行衆が二月堂に登堂する道明かりに過ぎないと言う。


昼間の二月堂から・・大仏殿を見る

 しかし、この火は見る人にとって心を打つもので、今のようにショウ的な演出がされていったものらしい。
 ゆうがたの、7時きっかりに境内の明かりは消灯され、1本目の松明が登廊の下の方から、お堂の上の方へと上がっていく。 上がった途端その松明が色々な技巧をこらして振り回され、いっぱいの観衆の上に滝のように火の粉が流れ落ち、その火のさかんな動きに歓声が上がる。


 
鐘の音と、ダンダンと何かを硬いもので踏みつけるような音が絶え間なく聞こえてくる。 実際の本行は二月堂の堂内で行われるので境内からは見るすべもなく、又特別に入堂するのも かなり難しそうです。


二月どうへ

 この、お水取りの行は今年で1255回目を迎えるという。 とてつもない長い時間を、かけて毎年うけつがれてきているこの密教的な行事に誰もが神秘的な魅力をおぼえる。

詳しいことは、ここからみられます。


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2 コメント

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すごい… (chibikuro)
2006-03-12 21:54:44
お水取り



火が走る写真!

すごいね。ぺんさんの自慢の一枚だ!



「とてつもない長い時間をかけて ずうっと

受け継がれてきた。」

     ↑

   いい言葉だよね!



漠然とだけれど

自分も 子供達に大切な何かを うけつがせなきゃあなあ…でも いったい何を…?

なあんて 考えちゃいました。



又 遊びにくるねーー。
いつも、おおきに・・・。 (ぺん)
2006-03-13 07:47:40
ちびさん、いつもありがとう。



うさも、命拾いしてよかったね。



お水取りは14日が結願で、これが終われば関西は本格的な春を迎えます。

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