桜満開、春爛漫のこの時期に雪の有る勧請縄など季節外れもはなはだしい気はしますが・・・。
2月16日、麓から6~7km山を登った、山上に開けた小さいながらも古い集落です。
滋賀県旧信楽町と境界を接していて、山城とはいえ、山城の文化とはちょっと趣がちがう感じがするところでも有ります。
途中の道路はその前の週に降った雪が木陰にはアイスバーンになって残っていて恐々の訪問となった。
六所神社は集落の中心と思しき辻の右山すそに鎮座していて、豊かな鎮守の杜の中にある。
細い農道で、鳥居の前まで行くと、長い長い参道入り口の両側の杉の木の間にこの勧請縄が渡されている。
一目見てこれは伊賀様式だとわかる縄で、藁房を3箇所に設け各間に藁細工飾りを2個づつ吊下げている。
わら細工の飾り物は輪に魚、箒と陽物と思しき物、はてさてこれでいったい何を表しているのかはトンチのようで良くわかりませんが・・・・。
この隣、笠置町飛鳥路集落の縄も良く似た形態です。
参道の奥には真新しいかやぶき屋根の拝殿と本殿が雪をかぶって絵になる景色が楽しめました。
2008.2.16