愛しきものたち

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宇陀市菟田野 平井大師の石仏群

2013年03月29日 | 石仏:奈良

幕末、稀代の名石工として誉れ高い「丹波の佐吉照信」が弟子達と刻んだ石仏。

石仏ファンならずとも多くのページで紹介し尽くされているので・・・、僕は僕なり気に入ったものだけをUPしておきます。

宇陀市古市場を貫く国道166号線から、国道369号線に抜ける県道218号線沿いの通称「平井大師」と呼ばれる四国八十八カ所ミニ霊場がある。

殆どは簡素な覆い堂を掛けられた背丈60~70cmの舟形石仏・・・、どこのミニ霊場でも見かけそうな石仏です。

入口には四国八十八カ所第一番霊仙寺(りょうぜんじ)釈迦如来と弘法大師坐像。

等身大程の地蔵菩薩

厚肉彫りで慈悲深く落ち着いた表情が印象的。

第26番金剛頂寺の札が上がる石仏・・・検索してみると室戸に在って西寺という通称らしい。

この霊場は、嘉永、安政の頃(1848~1859)に各地の施主によって寄進、建立されたもので、台石に寄進者の指名が残されている。

第39番、赤亀山延光寺の薬師如来石仏。

名石工故の哀しさか・・・顔立ちにも隙が無さすぎるような???

第42番、佛木寺の金剛界大日如来・・・・。

僕のお気に入り・・・、第45番、海岸山岩屋寺の不動明王。

総供養塔と刻まれた石祠に収められて居ます。

何故かこの一体は特別な意味でも有るのでしょうか・・・・・。

小さいながら力強く、リアリティーに富んだ像容で力強さが感じ取れます。

最後にほぼ等身大の長谷寺型十一面観音菩薩立像。

やっぱり落ち着き払った表情です。

88ヶ所石仏を一つ一つつぶさに見て回ると、ちょっと食い過ぎになるかも??

撮影2011.11.17



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