退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『奴らのやり口』を知ること」について

2017-02-22 02:06:34 | Weblog
晴れ。風強く冷える。

マイケル・E・マン「地球温暖化論争」を読む。

副題に「標的にされたホッケースティック曲線」とあるように
著者は研究から得た結果から思いがけず反対派の「総攻撃」を受けることに。

「反温暖化派」はその結果によって「既得権益」を失う大企業の豊富な資金と体制をバックに
いくら論理的に負かされても次から次へと攻撃の手を緩めず。

政治家による「マッカーシズム並み」の圧力もあったり。
いやはや「バカは死んでも治らない」とはこのこと。

不確かな根拠しかないものでも「まともに」反論するためにはそれなりに時間がかかる。
その「時差」のため各メディアによっていたずらに「懐疑のムード」だけが高まる仕組み。

とりわけ著者たちのメールをハッキングした挙句
自分たちに都合よく改竄して「陰謀」をデッチ上げた事実を忘れずに。

著者の「根気強さ」には頭が下がる。
なるほど本気で「戦う」にはこれくらいでないとダメな模様。

それにしても。

「理を失う」と人はここまで愚かな存在になれるものらしい。
「自分の主張」のためなら「何でもあり」だと。

「科学的な根拠」や「統計的処理」にごく普通の人々が「無知」であるのは仕方ないこと。
そこに付け込み「デタラメ」を繰り返し続けることで「そうかも」と思わせる「詐術」よ。

なるほど安倍一派が「学んだ」のはこの「手法」だったのかと思うことしきり。
「理を尊重する者」としては冷静にひとつひとつを潰すしかないと思うのみ。

「専門家」の「まともさ」を判断するための材料は結局「金の出所」。
「インチキ野郎」はたいてい「似たような団体」からそこそこもらっている。

「専門分野」でそれなりの業績を上げた学者が「専門外」に口出しする場合にも注意。
「十八番」でない分野に関しては「素人」だから。

「心ある者たち」はそうした「リテラシー」を身に付けつつ
あらゆる場所にはびこる「インチキ」に対処していただきたい。

食べ物同様思考でも「ファスト」なのか「スロー」なのかがポイント。
「ジャンク」ばかりに接していると「味覚」を失うことをお忘れなく。

本書に関してひとつだけ文句など。

図書館で借りてきたからいいようなものの何と定価が4500円。
できるだけ早く文庫にして「手に入れやすいもの」にしていただきたい。
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