退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「タコの魅力あるいはそれにまつわること」について

2017-11-23 02:03:57 | Weblog
くもり。深夜になって小雨が降り続ける。

奧谷喬司編著「日本のタコ学」を読む。

タコについてはまだまだわかっていないことが多い模様。
何よりまだ寿命も推定で3、4年らしい。

沖縄で新種が見つかるならそれ以外の島々でも見つかりそう。
巻末に写真があるので具体的にはそちらを。

ミズダコがマダコと間違えられていたり
ヒョウモンダコとオオマルモンダコでも同様のことがあったりすると。

サッカーの試合の勝ち負けを当てたパウルとかもいたっけ。
ビンのフタを開けるものも有名。

タコの「知性」についてカントやハイデッガーを持ち出して語る筆者がなかなか。
そういう解釈もできるのねといったところ。

江戸時代にオランダ人が手に入れたわが国の本がフランス人の手に渡り
詳細なタコの絵図がフランスの本に載っていたりするのにふむふむ。

タコといえば北斎の「蛸と海女」。
この有名な春画には「ぼぼ=女陰」という台詞のオマケ付き。

昔のプロレスラー、ボボ・ブラジルが笑い話になったのはそのせい。
ちなみに古典の世界では「開」がそれに当たるので息子を開と名付けた宍戸錠の考えや如何に。

実際には雄が「精莢(せいきょう)」と呼ばれる精子の入ったカプセルを
交接腕(右から3本目)で雌に受け渡すとのこと。

複数の雄からそれらを受け取った雌はひとりで子どもを産める仕組み。
「便利」とでも言ったらいいのか。

「タコが言うのよぉ」と田中裕子が言うCMもあったしタコ八郎もいた。
なるほどタコは「趣深い」。
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