退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

有給休暇2

2016-10-01 02:20:49 | Weblog
くもり。夜に少し降る。

橘玲「バカが多いのには理由がある」を読む。

02年にノーベル経済学賞を受けたダニエル・カーネマンによる
「速い思考」と「遅い思考」を基準に。

誰もが生活のほとんどを前者で行ってはいる事実はあるものの
「負荷の高い」後者を徹底して忌避するのが「バカ」なのだと。

要は「めんどくさい」と言ってばかりいる人々だと思えばいいのか。
いたずらに「決断」を評価する人々も含めて。

たとえば。

人は「イヤなことや退屈なこと」をしている時によく時計を見る。
あるいは何事かを「待ちきれない」場合にも。

がしかし。

時が自分に都合よく「早く進む」わけもなくむしろ時計を頻繁に見ることで時は「長くなる」し
何かに「没頭している」ときこそ「時は早く過ぎる」事実を知っているはずなのに。

その種の「バカさ」はおそらく誰にも経験がある。
にもかかわらず日々われわれは同じことを繰り返していたりする。

なんじゃこりゃ。

そこで「時間をかけて判断する」必要が出てくるのだけれど
「欲望を速く叶えたい」気持ちを優先させてばかりいるというのがどうやら実情。

その一方。

われわれの「愚かさ」がもたらす悲劇については
深夜のETV特集「アンコール『ホロコーストのリハーサル~障害者虐殺70年目の真実』」などいかが。

精神病の「治癒可能性の高まり」が逆に「治癒しない人々の存在の『無意味さ』」を生み出し
やがて「強制的な断種や安楽死」こそが「負担軽減もしくは救い」なのだと進み。

「優生学」を「正義」だとした精神病院の医者たちは
ヒトラーがそうした政策をやめた後も戦争のドサクサに紛れて「処理」を粛々とし続け。

そこで得られた「ガス室」という「機能的な処理方法」の対象がユダヤ人になった結果
「600万人」といわれる大量の「殺人」が堂々と行われることに。

繰り返される「『正義』の宣伝」によって「洗脳」された人の中には
「若くして殺された妹の存在」を「なかったこと」にする兄もいて。

われわれはここまで「バカ」になれるのだという事実を知っておこう。
そして現在のわれわれは「過去」と比べて「マシ」なのかどうかについても。
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