退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましい分析家と敢えてする『田舎暮らしのすすめ』」について

2017-11-17 02:10:24 | Weblog
晴れ。今季初めてコートを着る寒さ。

大黒岳彦「情報社会の<哲学>」を読む。

冒頭かなりの鼻息が感じられて期待したらこれがなかなか。
ただしかなりな外国語の氾濫は微妙。

「グーグル・ビッグデータ・人工知能」の「跳梁跋扈」を目の前に
「何らかのチェックが必要」だという著者の問題意識にふむふむ。

「腑分け」の手際は明快で見事。
わかりにくい「ルーマンの解説」も同様に。

あれよあれよという間に最後まで。
この「分析」がどこかで具体的な形で役立てばと思う。

著者の「蓄積」を生かしたいもの。

さて。

圧倒的な「人口減少」の中で地方はどう生き延びるのだろう。
そのまま放置すれば「中核になる地域」以外に人は住めなくなるのは確か。

というのが「一般的な理解」だとは思われるものの
そこへ「ピンチはチャンス」という発想を持ち込むと。

「限界集落」はむしろ「じいちゃんばあちゃんの知恵と経験の宝庫」。
「のんびり暮らしたい若者たち」がそれを受け継げばいかに。

まずは「自給自足の生活方法」を学び
その上で土地の持つ「資源」と新たな「人材」や「知恵」を投入すれば。

医療と教育さえ確保できれば案外どうにかなるような。
出でよ開拓民といった趣き。

もっとも「異常気象」はコワイので「土地や災害の専門家」によるチェックもあった上で。
あとはそれぞれの分野の「知恵」を持った若者たちが集団で「お引っ越し」すると。

いいねえ、この「ゲリラ活動」。

都会でいたずらに神経をピリつかせて暮らすより余程マシなような。
「SNS疲れ」などない「ゲームの始まり」が各地で起きたら楽しそう。

もちろんこれはただの「思い付き」だから具体性は何もない。
実際にはあらゆる「困難」も伴うだろう。

がしかし。

どうせ「ギャンブルする」ならこれくらいの意気込みでないと。
「若さ」を生かすならこのあたりということでよろしく。

さらには都会の「パートナー=支援者」を作ることも重要。
彼ら彼女らを巻き込むことも不可能ではない。

「貨幣の多寡」を問題にする前にそれらとはあまり関わらない生き方の模索など。
「知恵はタダである」という強味を存分に発揮しつつ。

「楽しそうな人々の周囲にはさらに人が集まる」。

その「正しさ」を思い知らせてやりたいところ。
そのためにはまず自分が「人材」になることから始めよう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ハズレとブラックホールと... | トップ | 「妄想がもたらす豊かさと貧... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事