退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

礎石

2008-09-14 03:05:05 | Weblog
快晴続き。石垣方面には台風。

相倉久人「日本ロック学入門」を再読。

気鋭のジャズ評論家だった著者が
「可能性の中心」をロックに求めた作品。

「音楽界の小林秀雄」というのは
そもそも著者に当てはまる呼称ではないのだろうか。

並み居るミュジーシャンたちが
彼の「批評」や「存在」を信頼している姿がよくわかる。

「音楽の質」をきちんとつかまえられること。
「信用できる耳と表現」を持っていること。

そもそも山下洋輔のエッセイで知ったのが始まりだったか。
こういう人はどの世界にも必要なはずなのだけれど。

「並み居るミュージシャン」を挙げておこう。

加藤和彦・宇崎竜童・井上陽水・細野晴臣・松任谷由実・坂本龍一
桑田佳祐・佐野元春・大沢誉志幸・ケラ。

昭和六十一年(1986年)十二月十二日発行。
コメント
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