フェリーが出港し、部屋で食事をして間もなく、ムスコと旦那は船内探検へ。
ところがムスメはぐったりと。
たった10分程度のバスでも酔うムスメ。船酔必死なのは最初からわかっていた。
トイレに篭り、すこし眠り、おもむろに「お腹すいた」と・・・
ちゃらららったらー カップ麺!!!!
(注:太平洋フェリーでは個室内でのみ、お楽しみください)
中野栄の駅前で購入しておいたちいさなカップラーメンは、塩辛くて、あったかくて、なによりムスメはラーメンが好物。
もそもそと食べて、なんとか回復。
ようやく、二人で船内探検に向かう。
日も沈み、福島県沖を過ぎ、レストランでワインを空け、
眠ったり、
オフロに入ったり。
映画をみたり、ロビーコンサートをきいたり、写真をとったり。
しているうちに、船は伊勢湾へ。
以前、この旅の練習とばかりに乗ったランチクルーズの航路に入り、すっかり「ただいま」の気分になる。
私達が乗船したフェリーは、三代目いしかり。
就航は2011年3月。
そう、3月。
2011年3月13日華々しくデビューする予定でした。
そして3月11日。東京晴海埠頭でのお披露目会が行われたその二時間後、東日本大震災が発生。
太平洋フェリー自体が一般旅客扱いの営業を停止し、もちろんデビューも延期。
3月下旬になり三代目いしかりを初め、すべての船舶は災害復興業務を優先することとして運行を再開していました。
豪華なロビーの絨毯の上にビニールシートを敷き詰め、2等和室で寝袋を使って休む自衛隊員さんの写真も、拝見したことがある。
調理施設を利用して炊き出しの用意もしたとニュースで聞いたこともある。
新造船三代目いしかり。
かなり数奇な運命の船なのだ。
船は、静かに側面を着け、開け放った乗船口から名古屋の湿気に満ちた暑さを吸い込む。
見てきた。
ただ、それだけだ。
それだけだけど、ゼロじゃないから、いい。
というわけで、満足感に浸りながら、私だけそのまま職場へ向かう。
日常とは、そういうもので、慈しむべきは、そういう日常なのだ。
ところがムスメはぐったりと。
たった10分程度のバスでも酔うムスメ。船酔必死なのは最初からわかっていた。
トイレに篭り、すこし眠り、おもむろに「お腹すいた」と・・・
ちゃらららったらー カップ麺!!!!
(注:太平洋フェリーでは個室内でのみ、お楽しみください)
中野栄の駅前で購入しておいたちいさなカップラーメンは、塩辛くて、あったかくて、なによりムスメはラーメンが好物。
もそもそと食べて、なんとか回復。
ようやく、二人で船内探検に向かう。
日も沈み、福島県沖を過ぎ、レストランでワインを空け、
眠ったり、
オフロに入ったり。
映画をみたり、ロビーコンサートをきいたり、写真をとったり。
しているうちに、船は伊勢湾へ。
以前、この旅の練習とばかりに乗ったランチクルーズの航路に入り、すっかり「ただいま」の気分になる。
私達が乗船したフェリーは、三代目いしかり。
就航は2011年3月。
そう、3月。
2011年3月13日華々しくデビューする予定でした。
そして3月11日。東京晴海埠頭でのお披露目会が行われたその二時間後、東日本大震災が発生。
太平洋フェリー自体が一般旅客扱いの営業を停止し、もちろんデビューも延期。
3月下旬になり三代目いしかりを初め、すべての船舶は災害復興業務を優先することとして運行を再開していました。
豪華なロビーの絨毯の上にビニールシートを敷き詰め、2等和室で寝袋を使って休む自衛隊員さんの写真も、拝見したことがある。
調理施設を利用して炊き出しの用意もしたとニュースで聞いたこともある。
新造船三代目いしかり。
かなり数奇な運命の船なのだ。
船は、静かに側面を着け、開け放った乗船口から名古屋の湿気に満ちた暑さを吸い込む。
見てきた。
ただ、それだけだ。
それだけだけど、ゼロじゃないから、いい。
というわけで、満足感に浸りながら、私だけそのまま職場へ向かう。
日常とは、そういうもので、慈しむべきは、そういう日常なのだ。