プロ野球 OB投手資料ブログ

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大石弥太郎

2017-04-24 20:33:01 | 日記
1970年

スライダーとシュートが、正確なコントロールで内外角をよぎりときおり全力で投げる速球がより速く感じられた。広島のベテラン・大石のピッチングはみごとだった。打線が上向いてきたという巨人だが、全く手玉にとられ、18試合連続安打の長島も完封された。六回、先頭の柴田が1-0から右翼に放ったゴロの安打が唯一のヒット。三塁側巨人ファンはほっとした表情でため息をもらした。しかし、これも、後続二者が内野ゴロで走者は二塁にも進めず、高田の左翼フェンスぎわのフライも好捕されてしまった。このほかに巨人が走者を送ったのは四、八回だけである。四回には高田四球の無死一塁。ところが、土井の一塁前バントで二封され、王が遊ゴロ併殺打。最悪の攻撃だった。八回には2四球で二死一、二塁と初めて得点圏に走者を進めたが、これも萩原が平凡な一ゴロ。いずれも生き物のようにコーナーを切る大石の投球にゆさぶられた。外野に飛んだ打球はわずかに四つしかなかった。広島は一回、三村が真ん中低めの速球を左前へ7号本塁打を放って先制。五回には、この三村が遊撃内野安打して城之内を退け、リリーフの渡辺から二死後山本一の右翼線二塁打で2点目。続く六回には衣笠が2-1から外角高めをうまく合わせ右翼ポールぎわに入れて着実に得点を加えた。大石は今季このカード五度目の登板だが、初先発で巨人から初めて白星を上げチーム最高の10勝をマークした。

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