プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

藤井弘

2016-10-08 15:50:46 | 日記
1957年

六回まで長谷川、後藤の息づまる投げ合いがつづいた。七回藤井が左翼席へホームランした。今シーズン五本目の本塁打である。開幕直後三月三十一日の対大洋戦に満塁ホームラン、四月七日から九日までの三試合に連続ホーマー、そしてこの日決勝の本塁打とどれもこれもいわくつき。藤井はこれで宮本とともにホームラン・ダービーのトップにならんだ。「後藤投手の球は落ちるからすくいぎみに振れといわれたのでそのつもりで振ったんです。いつもはあんな振り方はしません。内角低目のシュートだったようです」広島の勝利がきまった瞬間長谷川と抱き合い、全選手から握手をもとめられながらベンチにかえってきた藤井はつとめて冷静に語ろうとするが興奮をおさえきれず思わず息がはずむ。「一試合に一本ずつ安打が出れば上出来。きょうはそれがたまたまホームランになっただけのはなしですよ」白石監督は「選球眼のいいことが今シーズン彼の好調のもっとも大きな原因だ」と説明し「若いだけに巨人相手にしかも後楽園で打ったことは大きな自信をつけたでしょう」と目を細めていた。目下のところ広島三強入りの原動力は藤井の打棒だといったらいいすぎだろうか。盈進商出身、倉敷レーヨンから三十年入団。五尺九寸五分、二十貫、右投右打、二十二歳。
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