プロ野球 OB投手資料ブログ

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米田哲也

2016-12-24 17:34:50 | 日記
1966年

とにかく変わった男だ。暑くなって不快指数があがれば食欲がまし、白星もグングンのびる。昨シーズンもオールスター戦前の前半の勝ち星が9勝7敗。後半にはいってアッという間に20勝をマークした。今シーズンはオールスターまでまだ10試合を残しているのだから、この日の10勝は、米田にとってはことしも20勝を約束したといってもいい。フラッシュを浴びる顔から首スジはすごい汗だ。「よく満塁(七回)を切り抜けたな」まず七回、満塁で浜崎をリリーフした場面から話を切り出した。「1点もやってはダメだ。だからイチかバチかの勝負をしたんだ。青野の遊ゴロはシュート。まず併殺で切り抜けることしか考えていなかった。毒島さんはフォークボール。張本はやはりシュートだ」1点もやれない米田の気迫を西本監督は「きょうの米田は燃えていた。打てるなら打ってみろという前向きの気持ちがあのピンチを切り抜けられた最大の要素だ」という。「あと六つだな。オールスター戦まではムリだが、八月の中旬までにはなんとか達成したい」プロ入り通算200勝にあと6勝。八月の中旬まで200勝をマークする自信は十分あるのだろう。大粒の汗を払いながらそんな言葉がスイスイ出た。「昨年はオールスター戦まで何勝していた?9勝・・。じゃ、ことしは勝ちすぎだな。まず10勝がひとつの区切りだから、きょうは肉でも食べにいくか」宿舎(文京区小石川のホテル、ダイエイ)のすぐ近くに米田の好きな焼き肉屋がある。東京遠征では欠かさず通う店だ。「実は一人で、三人分くってきたんだ」そして後楽園にくるバスに乗る前にも、ファンから差し入れのモモを五つも腹につめ込んだ。そしてまたホテルの焼きメシを平らげた。「よく食べるね」に「きょうは投げる予定じゃないから、うんとくってあすに備えるんだ」だが足立のくずれで思いがけない勝ち星をものにしたものの、石井茂が故障で苦しい阪急だけに、十日も米田の先発は間違えないようだ。

毒島選手「七回一死満塁で米田にやられたのは(三邪飛)外角のナックルだった。コースはぎりぎりだと思うが、2-0なので、バットをださないわけにいかなかった」

張本選手「七回二死満塁の左飛は、外角いっぱいのシュートだった。九回の見のがし三振はそのひとつ内側の直球。きょうの米田さんは文句のつけようがない。全くお手上げでした」
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