プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

種田弘

2016-10-08 14:08:48 | 日記
1957年

今シーズンの種田は、この夜で二十七回目の登板。一番多く登板しているのが西鉄戦で七回。もっとも稼いでいるのが毎日と東映で各三勝ずつ(近鉄、大映には勝ち星なし)二十九回の登板中先発は九回。リリーフは一番多くて十一回。完投は今夜で六度目。そして南海から二つ目の勝星であった。「大体ぼくは南海、西鉄戦には先発することは少ない。だから出足のペースがわからなかった。二回穴吹選手に真ん中から内角に切れるシュートを本塁打されてから外角への落ちる球が効果があることを悟った。後半ではほとんど落ちるシュートを投げた。涼しかったので疲れは感じずとてもいいコンディションだった」彼のピッチングで真っすぐに入る速球は一本もない。沈んだり角度はわずかだが曲ったり全部変化する。南海の登板数はこれで四度目だが、大振りする弱点を彼のピッチングはうまくついた。「だいたいぼくは毎日、東映に強い。というのは昨年西村監督の当時は毎日、東映戦用の投手に割り当てられたのでこちらも毎日、東映だけに勝てれば役目完了になるので、そのようなピッチングにかえたためだった」しかしこの夜は南海にも強くなれることがはっきりした。要は投げにくいという気分的なものなのだろう。しかし昨年にくらべてやや勝ち星は少ない。「オールスター戦までは予定された登板がきまって雨で流されていた。順調な登板ペースになったのは七月からだ。この調子でいくと十勝か十二勝どまりだろう」彼のようなまとまったタイプの投手は、いつも使えそうで、また登板させる時間がむずかしいものだ。登板しないから調子が落ちる。だからときたま出ると不安が先に立って打たれる。そういうことのくり返しから、前半は芽が出なかったので昨年にくらべてあまりかせいでいない。チーム内ではどこにいるのかわからないほどのおとなしい選手。最後の土井垣捕手の「種田評」をきく。「この人には結果的におとなしい性質がわざわいしていますね。安定度においてはリーグのトップ・クラスなんですがね。精神的に鍛練すれば西鉄からも南海からももっと稼げる人です。そういう風になるかならないか、今年はその意味で彼には一つの転換期というか成長期というか、そんな年になるでしょう」鴨沂高ー大洋ー西京観光ー阪急。三年生。二十六歳。
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