プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

石田芳雄

2017-08-05 21:42:13 | 日記
1970年

利根商最後のバッターを三振に打ちとり、マウンドを降りてきた石田選手は流れおちる汗をぬぐいながら「こわいバッターは、いなかったが四回にはピンチに追い込まれた。しかし味方の守りが堅かったので助かりました」と、一年生とは思われない落ち着いた表情で語る。右横手投げの、このピッチャーはヒット三本を打たれたのみで、四回のピンチも落ち着いたピッチングで切り抜け利根商から三振九個を奪う快投をみせた。また打っても八番打者として、この日四打席二四球、二打数二安打(二塁打一本を含む)と投打に活躍した。川村監督も「春の大会ではエースの浅見君が利根商に打ち込まれ負けたため、今大会調子のあがっている石田君を思い切って起用した。石田はストレートが良かった」と力投の石田をたのもしげに見やった。利根・川湯中出身。175㌢、65㌔、一年。

石田はサイドからカーブ、シュートでゆさぶり、7安打を打たれながらも要所をしめ中盤以降あせりの色が濃くなった育英を押え込んだ。育英はたのみのつなであった枠田投手が完調でなかったこともあったが投打で上武一に力負けした一戦だった。

上武一川村武司監督の話 先発の浅見が調子をくずし初回打たれたので、すぐ石田を救援させた。結果的にはこの継投が成功したといえる。二回以降石田が育英打線を押えたのと松本のランニングホーマーがきいた。次の農二戦には石田をあてていきたい。

育英萩原英厚監督の話 上武一の石田投手一人にやられた。石田は利根商戦でみせたピッチングを上回り、とくにインコースのカーブにうちの打者は手が出なかった。

三塁側スタンドには出身中学の利根郡川場中職員一同から寄せられた「ガンバレ石田君」ののぼりが立ち、今大会マウンドを踏むこと四回の上武一石田投手を元気づけた。しかし、高商打線の前にはついに力つきた。「一回得意のインコースをついたボールが真ん中にはいってしまった」というように、一回の制球力が甘く、高商打線につけ込まれてしまった。中盤以降立ち直ったが、ついに味方の援護はなく敗戦を喫しベンチに引きあげたが「一年生で県大会四試合も投げられるなんて自分はしあわせです」と負けたくやしさのほかに満足感も感じられた。グラウンドからは「来年があるぞ石田」の声が石田に送られ、石田はうなずくようにしっかりとした足どりで球場を去って行った。
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