華語り

心に華を!!

金色のちひさき鳥

2005-11-29 21:19:36 | 花だより

金色の  ちひさき鳥の  かたちして                   
    銀杏散るなり  夕日の岡に
        与謝野晶子

近所の児童公園に、結構立派な公孫樹の木があって、目にも鮮やかな黄金色の肢体をしばらく前から楽しませてもらっています。

夕べからの風で、木々の葉っぱはずいぶん落ちてしましました。この風のせいであの公孫樹も葉を落としてしまうのでは、と危惧されて、買い物がてら公孫樹の木を撮ってこようと思い立ち・・・・

案の定、道路には一面金色のじゅうたんが敷き詰められていて・・・
にもかかわらず、公孫樹の木は、まだたっぷりと黄金の葉を蓄えていました。

 

「公孫樹」といって思い出すのは、冒頭の与謝野晶子の歌。
「金色の ちひさき鳥の形」とは、公孫樹の葉をなんと的確に表現しているのでありましょう。
夕日にきらきらと煌きながら、舞い踊る黄金の鳥。金の葉を鳥に見立てることで、それは意志を持ったものとして表現され、このうえもなくいとおしいものと感じている、そんな作者の思いが伝わってくるようであります。優しい秋の日が暮れようとしている一幕・・・

 


謙信キティ

2005-11-23 10:24:51 | 日々の風景

サイトのお客様に教えていただいた、キティの上杉謙信バージョンが昨日宅急便で届きました。本当は春日山へ行って買ってきたかったのですが(謙信のお墓参りもしたいし・・・)、そうそう行かれるわけもなく、通販で注文。

一緒に写っているのはGLAY & BEARのジャヴ。こちらは函館のArt Style of GLAYで買ってきたもの。

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さて、「きんかんなまなま」の正解です。

道路の雪が踏み固められてツルツルになっている状態のことです。
一説に柑橘類の金柑の表面がつるつるしている状態にたとえたものだそうです。
「なまなま」は文字通り、新鮮な様子。

使っているのを耳にしたことはありませんが・・・


金沢検定

2005-11-20 19:19:32 | 花だより

これも先日兼六園で撮ってきた十月桜です。
春の桜のような華やかさはありませんが、花のなくなる季節、ぽつぽつとですが、木に咲いている様子は、そこだけ温もりが凝縮されているようでもあります。

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今日は「金沢検定」というのがあって、物は試しに受けてきました。
京都などでも地域の知識を試す検定試験が行なわれているようですが、ここ金沢でも今年から導入。今回は記念すべき第1回の検定試験です。
何でも県外からの応募もあって、4000人弱の応募があったそう。

試験なんて何百年ぶり(笑)。
高三の長男も受けるというので、一緒に受けてきました。(彼は受験生なのに、余計な試験ばかり受けています。夏にも数学検定とか受けてました。)

歴史、習慣、方言、そのほか金沢に関することが満遍なく出題。
歴史関係はバッチリでしたが、加賀料理のことや慣習のことになると、やはり生まれ育った土地ではないだけにわからない部分が多かったです。

100問出題で80%の正解で合格だということで、なんだか微妙なところです。

ここでひとつ出題。

金沢の方言で「きんかんなまなま」っていうのがあるんですが、どんな意味かわかりますか?ヒントは冬に関係する事柄です。

 


金沢城いもり堀園地

2005-11-19 10:13:45 | 花だより

先日撮ってきた金沢城の石垣です。

写真には写っていませんが、右側は道路で、道路を挟んだ反対側に兼六園があります。

写真の場所は、かつてはテニスコートなどに利用されていましたが、現在は写真のように芝が敷かれ、緑地として整備されました。

このあたりは、藩政期には「宮守(いもり)堀」と呼ばれる堀になっていたところです。
この堀の南東(写真の右側のほう)に突き出すように「鯉喉櫓(りこうやぐら)」というのがあって、その櫓を支える石垣の一部を見ることができます。

この部分、かつての堀を復元する計画もあるのだとか。

←鯉喉櫓石垣

 

今朝の新聞に、この写真の石垣ではありませんが、他の箇所で、石垣を組みなおす作業を今年中に始めるということが出ていました。
確かに老朽化した石垣は危険ですから。安全性、景観の上からも、喜ばしいことだと思います。

 


来春の楽しみ

2005-11-12 16:04:15 | 造園日記2005年

秋口に植えたペンタス、これは寒さに弱いということで、花壇に植えてあったのをプランターに植え替え、花壇には、来年の春のために、花を植えました。

ビオラの下にはムスカリとチューリップの球根が植えられています。
うまくいけば春にはチューリップとムスカリとビオラが仲良く咲いてくれるはずなのですが・・・

 

園芸店に行くと、今、ビオラ、パンジーが花盛りです。
新種もたくさん出ていて、どれにしようか目移りしてしまいます。目移りしながら選ぶのも、楽しみの一つです。
写真のビオラも「新種」として売られていたもの。微妙な色のグラデーションが気に入って、買ってきました。

今日は午前中は昨日からのぐずついたお天気が抜け切れず、雨模様の天気でしたが、午後から日も差してきました。
穏やかな小春日和というわけにはいかず、少々肌寒かったのですが、洗車をしたあと土いじりをしていたものだから、すっかり体が冷え切ってしまいました。

 


冬支度

2005-11-05 17:35:01 | 花だより

日中はとても暖かく穏やかな一日でした。
土・日は県民無料デーなので、久しぶりに兼六園に行ってきました。
この前行ったのが百万石祭のときだったので、およそ5ヶ月ぶりで行ったことになります。
近くはしょっちゅう通っているんですけどね。

園内は雪吊りが施され、すっかり冬支度されていました。

とはいえ、紅葉はまだ始まったばかりといった趣です。
今年は全国的に紅葉するのが遅いみたいで、園内の木々もぽつぽつと色づいてきていました。


洋梨のパイ

2005-11-02 18:25:07 | 日々の風景

およそ400年ぶりくらいで(爆)、お菓子を作ってみました。

北海道で買ってきた洋梨が1個だけ残って、おいしくなくなっていたので、フィリングを作り、パイにしました。
冷凍のパイシートに洋梨のフィリングをはさんで焼いただけというお手軽なもの。およそ「お菓子作り」というにはあまりにもおこがましい小品です。