HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LONG LIVE ROCK

2017-04-23 19:32:52 | ROCK

未だCDプレイヤー到着せず、絶賛アナログ盤生活推進中である。(笑)このところ
金曜日は二週続けて深酒だったので、土曜は死んでいる。なので、RSDにも関わらず
家でだらけていて、そんな体に鞭打つべく棚から取り出したのが掲載写真の盤であった。

以前も書いたが、この盤には思い出が多い。というか、月にアルバムを1枚しか買えない
学生時代はどの盤も熱心に聴いたから、それなりの思い入れや思い出は付随する。

洋楽3年生(笑)の頃、1月に入るであろうお年玉を勘定に入れて、12月に馴染みの
レコ屋で何枚かのアルバムを注文した。そんな中の1枚がこれだった。「キンクスの
1枚目とザ・フーの『MY GENERATION』を注文しといてください。」なんて言った筈だ。

初心で無知な私は廃盤なんてことに気がいかず、店頭に無い盤はレコード会社の倉庫に
あって注文すれば揃うと思っていたものだ。そうでないと、小さなレコード屋の棚は
溢れてしまい、それ故にストーンズのコーナーにはいつも6,7枚のLPしか入って
ないのだ、とマジで思っていたのだ。(笑)

年末にレコ屋のおばちゃんから「注文した盤が揃ったよ。」と電話を貰ったので、正月明けに
喜び勇んで行ったのだが・・・。「これが、キンクスの1枚目」と行って渡されたのが
「LOW BUDGET」。今思えば、洋楽に疎いおばちゃんが問屋に聞いたら当時の日本での
所属レーベルであったフォノグラムの在庫の一番若いのを持ってきたのでは、なんてこと
が想像できる。つまり、パイ時代の「THE KINKS」はおろか、フォノグラムでの1枚目
である「SLEEPWALKER」ですら廃盤だったのだろう。

ザ・フーに至っては「『MY GENERATION』という曲がこのレコードに入っているから、
これでいいんじゃない?」と言う始末で、高校生にとっては高額な2枚組LPを見せて
くれたのだ。「キンクスもザ・フーもいずれ全ての盤を揃える算段だったので、順番が
違ってもいいか。おばちゃんが折角取り寄せてくれたんだから、断るのもナンだし。」
と思って両方とも購入したものだ。

アルバム「THE KIDS ARE ALRIGHT」は同名映画のサントラの体を成す。様々な
TV番組やライブでの音源を集めているので音の感じはバラバラだが、ある意味ベスト
盤のようでもあり、何度も聴いたものだ。ザ・フーの情報が少なかった時代に、写真が
ふんだんに使われた全20Pのブックレットは、未だ見たことの無い「動くザ・フー」
への憧れを増幅させたし、誤植だらけのライナーであったが内田裕也の訳のわからない
熱量を帯びた文章にも興奮した。当たり前だが、対訳を読んで歌詞の内容を理解する
ことができたのも嬉しかった。なんせ、最初に私が買ったザ・フーのLPは廉価盤の
「DIRECT HITS」と題された編集盤で、それには対訳は無かったのだから。
レコードをジャケットの横からではなく、上から取り出すというのも新鮮であった。

当初の目的であった『MY GENERATION』よりも、『不死身のハードロック』や
『無法の世界』、更にはカバーであるが『ヤング・マン・ブルース』の歌詞を読んで、
その漢気にヤられ、更には『ジョイン・トゥゲザー』の歌詞にも魅了された。
そして、『ババ・オライリー』・・・。次にアルバム「WHO'S NEXT」を探すのは
必然であった。

私が買った2枚目のザ・フーのレコードがこれである。最初が「DIRECT HITS」、
次が「THE KIDS ARE ALRIGHT」。こんな順番でスタートしたレコード集めだが
今は、まあまあなコレクションを所持していると言えるところまできた。

受験勉強に拍車をかけた高校3年生の冬はこれで乗り切り、受験期間中に買った
「WHO'S NEXT」が、私のザ・フー熱を更に後押しして今に至る。久しぶりに聴いた
のだが、これを聴くと気分は今でも10代のあの頃に戻ってしまう。

LONG LOVE ROCK , I NEED IT EVERYDAY .

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6 コメント

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Unknown (k-date)
2017-04-23 20:05:47
こんばんは。
学生の頃からWhoの音楽は、少々苦手でFMで流れいるの
を聞くぐらいでした。
ここ数年海外ドラマのCSIにはまってて、オープニングに
流れるWhoの曲がみょーに?格好良くて気に入ってる
次第です。
映像が絡むと印象がかなり変わるものですね。
本件とは関係ないですが、ステラ ボナセーラさんが
降板して、残念です。
Unknown (ハリー)
2017-04-23 20:29:31
k-dateさん

件のドラマ、私は見ていなかったのですが相方が見ていて、オープニングにフーの曲を使っていることを教えてくれました。『WHO ARE YOU』でしたね。その後、地域名が
変わる度に曲も変わったようです。

フーって、流麗なギターソロとかの印象がないのと、ごつごつした感じもあるのでちょっと手触り肌触りが合わないということもあるでしょうね。
Anyway, Anyhow, Anywhere (tapara)
2017-04-23 22:17:41
Harryさん、

CDプレイヤが届かない窮乏生活の2週間?、おめとうございます。
このままものが来ない場合、ますます楽しいアナログ盤生活を送ることができるので、
あとで振り返ると、長い人生の中での充実した日々だったと感慨に浸ることになるのでは、
と想像します(笑)。

それと、高校生時代のことを書いておられる記事がいつも面白い。
数年前にあったような、ドキ・キュンのエピソードをまた始めてくださいな。

>誤植だらけのライナーであったが内田裕也の訳のわからない熱量を帯びた文章

へえ、裕也さんがライナーを書いていた時期もあるのですね。
今のお墓か葬儀場かのコマーシャルに出ている人からは、想像もできません。
RIGHT PLACE RIGHT TIME (ハリー)
2017-04-24 04:05:28
taparaさん

今月中には何とか届いてもらいたいです。金も無いので
GWは引きこもりになるかもしれませんので。(笑)
CDで買いなおしたり、豪華箱物を買ったタイトルのLPは
処分した盤が多いので、LP棚は大したものが残っていないのですが、今は現状を楽しんでいます。

裕也さんは、ストーンズやビートルズの盤や帯での
一言コメントのインパクトが強い印象があるのですが
この盤においては結構な量の文を書いていて、私がかつて或いは今も所持する盤では、このような例は今回の盤だけのように記憶しています。
サントラ (月の罠)
2017-06-11 19:23:30
 このアルバムを手に入れたのは79年(昭和54年)の6月、今はなき渋谷の外盤屋シスコで入荷と同時に買いました。前年の9月にはキース・ムーンが急死しています。読売新聞には小さな囲みで「ロック歌手ムーン死亡」って。この年にNHKで放映された「ツトムヤマシタ、ロックの旅」ではピート・タウンゼントが現れ、喋りの途中でピンボールのリフを引き出し、かっこよかった。
 レコードの内容は、「フーがすごすぎてミック・ジャガーがロックンロールサーカスをお蔵入りさせた」と噂のあったクイック・ワンを聞いて納得。Won't Get Fooled Againで演奏が終わり、聴衆がムーン、タウンゼント、ダルトリーなどとラストネームでステージに呼び掛けているのになぜか感動。
 同じ年の10月には四重人格のサントラも出て、映画は翌月に「さらば青春の光」という変なタイトルで公開され、初日に丸の内ピカデリーに観に行きましたが、劇場はガラガラでした。76年の「トミー」もスカスカでしたが。
 映画はなかなか公開されず、結局目にすることができたのは、83年になってから。なんと4年も待たされた。渋谷のフィルムコンサート(当時はこう呼ばれた)で、82年のトロント解散ライブとの二本立てで、帰りには2本のVHSを買って帰りました。そんな時代でした。
Unknown (ハリー)
2017-06-11 20:25:28
月の罠さん

リアルタイムでの購入なのですね。前年にキース・ムーンが逝去し、アルバム「WHO ARE YOU」の帯にも大きくそれが書かれていたのを見た時は、後追いの私もその衝撃の
大きさを感じ取ることができました。

『WON'T GET FOOLED AGAIN』の演奏終盤での、ピートのスライディングやキースがシンバルを跳ね上げるシーン等、たった1曲の中で見所の多いあの演奏は大好きです。

私が「さらば青春の光」を見たのは84年でした。
当時はポリスも好きだったので、スティングが出ているのが単純に嬉しかったものです。
当時はVHSの値段が高かったですね。

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