pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

最強のふたり

2012-10-08 23:09:31 | フランス映画

2011年 フランス作品 113分 ギャガ配給
原題:INTOUCHABLES / UNTOUCHABLE
STAFF
監督・脚本:エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
CAST
フランソワ・クリュゼ オマール・シー アンヌ・ル・ニ オドレイ・フルーロ


さぁ、人生に繰り出そう。

■Story

パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。
彼の新しい介護人募集の面接にやってきたのは、いささか場違いな雰囲気の黒人青年ドリス。
スラム街に暮らす彼の目的は、失業手当をもらうための不採用の証明書だった。
周囲の憐れみの同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは、そんなドリスのふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまう。
ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで互いが歩んできた世界はまるで水と油。
いつまで持つかと思われたが、障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。
allcinemaより)


■Review

以前は、少しでも空いている時間があれば映画館に行ってました。
けど、最近はどうしても観たいと思ったものだけしか行きません。
そしたら、なんだか映画館に行くたびに毎回、「今年最高の一本だ!」と言うハメになってる気がします ヾ(@°▽°@)ノあはは 
厳選すると、「当たり」が多いですね!v(・_・)

でもこれは、「今年最高の一本」どまりじゃない。
「私の映画ベスト3」に入ります。
本当に良かった。
ぶっちゃけ、よくある話です。
すべて正反対の凸凹コンビの友情の話なんて。
最初は「最高の人生の見つけ方」と同じような話かなとも思った。
でもこれは、「悲しい」部分は一切ない。
涙を誘おうとするのではなく、すべて笑いを誘おうとする描写。展開も最後までハッピー。
なのに、何度も涙がこぼれてしまった。
いつからでしょうか、幸せいっぱいのシーンで泣けるようになったのは。

音楽もすごくいい。パンフ読んで納得。ものすごく音楽編集にはこだわったそうです。
私の一番のお気に入りは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「September」から始まるスリリングなカーチェイスと、中盤に挟まれる同じシーンでは一変して静かなピアノ曲だったこと。
オープニングはノリノリな曲で引き込まれ、中盤では今までのストーリーを追ってきて、そのシーンに込められている意味を知っている観客の心情を表すかのような切ない曲。
その対比が、一層切なくさせられました。

とにかく、フィリップとドリスの正反対の性質を始め、すべてにおいてのコントラストを愉しむ作品です。
好きなシーンを挙げろと言われたら、キリがない。
ぜひぜひ、劇場で観てみてください!(。-人-。)


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