茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

セット・リスト

2018-01-11 20:10:51 | 舞台・コンサート
今日は、「TENTH」の「ネクスト・トゥ・ノーマル」バージョンの楽日でした。
盛り上がっていたかな?
「ネクスト」は、なんとなく拍手がいれにくい舞台ですが、今日は、ショーストップがあったでしょうか?
本当に拍手しちゃおうかな?と思うナンバーがいくつもあったのですが、おとなしい日比谷の客席ではやっぱり難易度が高かったです。
笑ってもいい場面もいっぱいあったのですが、やっぱり声を出して笑うのは自主規制がかかりました。
のけぞる安蘭さんのお姿は、滑稽と言うよりはむしろその美しさにため息が出ましたが、前後のコミカルな動きとか、おもしろ可愛かったんですけどね。
海宝君のゲイブも良かったのですが、私は、ゲイブはあっきーにやってもらいたいなあとずっと思っているので、ちょこっとだけ不満です。
今回、初演で気づかなかったことにいろいろ気づいて驚きました。
あれは、ハッピー・エンドじゃないんだね。
本当に、再演があればいいなあと思います。

さて、上が9日の第二部のセット・リスト。、
そして、こちらが10日の第二部のセットリスト。

出演者にあわせて微妙にセット・リストが変わっていて、「RENTO」と「ブラッド・ブラザーズ」の両方を楽しめたのはありがたかったです。
「ブラッド・ブラザーズ」は、田代・藤岡のヤングバージョンを観ていたので、今回の武田・岡田バージョンは、とてもおもしろかった。
暗い物語で、私はあまり好きになれなかったのですが、再演があるなら、みてもいいかな?と思いました。
田代・藤岡バージョンもあるというので、その日のチケットを取った人は、もしかしたら、半ズボンのブラザーズに会えるかもしれませんね。
「RENTO」は食わず嫌いで、全然観ていません。
音楽はコンサートなんかでよく耳にするので、なんとなく知っていますが、なんとなくね。
ストーリーが、ね。
そして、おそらく若い人が多いであろう客席は、場違いな気がしてためらわれてしまうのです。
再演が繰り返されているのに、一度も行こうと思わなかったというのもある意味すごい作品です。

新納さんのMCがすごくおもしろくてお腹を抱えて笑ったのですが、3.11の話があって、当時のことを思い出し、ちょっとしんみりしてしまいました。
私、翌々日の「ウエディング・シンガー」に、行ったんですよね。
不安と罪悪感を覚えながら、でも、しんどい時だからこそ、大好きなミュージカルにどうしても行きたかった。
空席の目立つ客席で、ほんのひととき気持ちが明るくなって、さあ、頑張ろうと思えた舞台でした。
義捐金のことも覚えています。

そして、ちょうどそのころ、「TENTH」の総合演出の小林香さんはあっきーや彩吹さんが出演した「アンダー・グラウンド・パレード」の稽古中でした。
あっきーの情報が知りたくて、ときどき覗いていた小林薫さんのブログに綴られていた言葉に、ひどく心を動かされました。

「舞台。今はダイレクトに役立ちにくいものかもしれないけれど、いつか、灯し続ける小さな火が、誰かを温めることが出来るよう。
そのいつかのために、今頑張ろう。

買い占めないこと、節電、物資支援、義援金・・・
現実的なことをやりながら、いつか必要となる、心の電力、心の毛布、心の水となれるよう、私たちは娯楽作りに従事する。」

そして、その「アンダー・グラウンド・パレード」は、心にしみる作品でした。

シアター・クリエの十年間。
ずいぶんたくさん通いました。
次に行く、「この森で、天使はバスを降りた」を楽しみに、がんばって仕事します。




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