まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

鹿児島湯旅 湯之谷山荘としび荘

2017-06-12 23:59:29 | 温泉・お風呂屋
鹿児島の続き。

栗野岳温泉南洲館から再び山道を走り霧島の山の上へ戻ってきた。昨日入れなかった湯之谷山荘へ、リベンジ!
念のため電話して営業時間も聞いたし今日は間違いない。
昨日引き返した場所から、私道らしく状態があまりよくないくねくね道を上っていくと、
「霧島湯之谷山荘」の看板が現れた。う~んいいねぇ!!


木漏れ日の中に佇む湯之谷山荘。建物は結構きれいで快適に泊まれる宿のようだ。


湯之谷山荘は1940(昭和15)年開業の湯治場とのこと。ネットで木造の趣深い浴場の写真を見ていたが・・・
ほんとにここにあんな雰囲気の浴場があるのだろうか?ちょっと半信半疑のまま受付を済ませ、通路を
進んで行くと、浴場は別棟になっていた。


建物は比較的最近やりかえたようだが、元と同じ形に作り直したのだろうか、ヒノキ造りで、必要最小限で無駄なものは何もない。


そして浴室は・・・うぉ~っ、渋いな!!
朝早い時間だからかお客は少ない。ここでは敷地内に天然湧出の源泉が5本あるが、何と、硫黄泉と
炭酸泉という全く違う泉質のお湯が湧いているのだ。奥の白い浴槽が硫黄泉で、手前の薄い色の浴槽が炭酸泉。
硫黄泉はとても硫黄の香りが強く、熱い!炭酸泉はぬるく泡付きがすごい!七里田温泉並み!?


そして中央の浴槽で2種類の温泉が混じり合い、絶妙に適温のお湯になっている。
浴槽の大きさはそれぞれ源泉の湧出量に合わせて作ってあるという。


湯の花が大量で、もろもろとお湯の中で舞っている。常連らしいおばちゃんはその湯の花を集めて団子のように
丸めていた(笑)。上の写真でパイプの上に乗っているのがそれ。
全く異なる個性を持つ2種類の温泉がいずれもかけ流しで楽しめるとは素晴らしい~~


朝っぱらからこんな温泉にゆっくり浸かって何とも贅沢なひととき。あぁ、入れてよかった!!


霧島山を下りて、空港へ向かう前にもう1軒寄り道、岩戸温泉へ。ここは日当山の近くにあるこじんまりした
温泉施設。ここもスタンプラリーのお湯なので・・・(笑)


割とマイナーな温泉施設だと思うが、何の何の、お湯はつるつるすべすべ、抜群によかった。




ほんとにこのあたりの温泉は、新しそうに見えても小さくても何でも関係ない、お湯は間違いなく絶品!
偉大なる霧島山!!


さて車を返し空港に戻ったら、バスでぴゅーっと薩摩川内まで移動。楽チ~ン!
うつらうつらしながら約1時間、レンタカー屋の最寄のバス停で降りて、またこちらで車を借りるのだ。
連続で運転するのはしんどいし、乗り捨てはお金がかかるので(笑)
目指すは今宵の宿、しび荘。


川内から小1時間走ってやってきた紫尾温泉。宿に荷物を置いたらまずは周辺をうろつき、向かいにある
共同浴場、神の湯に入ろう。裏手にある紫尾神社の拝殿の下に源泉があるので神の湯という名がついている。
まだまだ明るいうちから近所の人らしきお客で賑わっている。

紫尾温泉は何とPH9.4という驚異的なアルカリ泉である。ぬるぬるつるつる、いや~~気持ちいい!
柿をこの温泉につけておくと渋が抜けるんだとか。へぇ~!

しび荘のお風呂はロビーから外へ出て廊下を下った別棟である。




沖縄のお風呂屋のような小判型の浴槽が真ん中にドン!そして四角い浴槽が脇に。四角い浴槽の方がぬるめで
入りやすく、薄暗いところでダラーっと脱力して浮かんでいると寝てしまいそうになる(笑)
気に入って3回ぐらい入りに行った。


露天風呂もあるというのでドアを開けて覗いてみると、川沿いに石で組まれた小さな浴槽が。
なんだか水たまりか池みたいで面白いが、アプローチには草が伸びていて虫がいそうなので
ちょっと遠慮しておいた(苦笑)。


続く

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