まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

江差線の廃線跡

2017-10-31 21:59:22 | 鉄道風景
知内温泉旅館に泊まった翌日、江差に向かってドライブ。

江差へは松前経由で海沿いを走りたかったのだが、時間の都合上木古内から内陸ルートで行く。
田園風景の中を走っていると、おや、あれは・・・・廃線跡か。そう言えば、木古内から江差まで
走っていたJR江差線が2014年に廃線となったのはニュースとして知っていた。あぁ、それがここだったんだ。
もう3年にもなるのか。。。


伸びた草に見え隠れする線路跡を助手席から目で追うと、錆びたレールが残っているところもあった。


道路に並行して続く空虚な空間は今でも鉄道が走っていた空気をまとっている。


そして・・・おぉ、あれは!!ちょっとストップ~~


道路をオーバークロスするガードがあったんだな。桁はすでに撤去されコンクリートの橋台と
それに続く築堤のみが残っている。




橋台の両脇の土留めの法面は石積みでなくコンクリートで固められているが・・・空気がザクザク入って
隙間だらけ(苦笑)。この区間は1935(昭和10)年に開通したようだが、不況続きの昭和初期、
工事の品質も悪化していたのだろうか。趣は満点なんだけどね(笑)




築堤の上に駆け上がる!
旧ガードに向かって草むらを歩くと、ずっと先にトンネルが見えた。


鉄橋もいくつも目にした。川を越え山を越え、橋を作りトンネルを作り、列車を走らせてきたのに、
もうそれは要らなくなった。。。とても寂しいなぁ。

そして人間の作った構造物は自然の中に埋もれていく。今はまさにその過程。廃線跡は悲しくも美しい。。。

江差の町では「江差駅」の名前がまだ息づいていた。

駅跡へも行ってみたかったのだが、とりあえず目的である旧檜山郡役所を見に行こう。

江差ではやはり今日はお祭りらしく、規制が張られていて車を停めるところがない。
仕方なく、知内温泉旅館のご主人のお友達という宿に声をかけると、チェックイン時間までならと
快く停めさせて頂けて助かった!ありがとう~~

板張りの民家や商店が並ぶ通りはきれいに整備されていて、道路はちょっとだだっ広い印象。
元はもっと建物が密度の濃いまちなみだったのではないかと想像するが。。。

まちなみの中ほどで道がクランク状になっており、その辻に面して姥神大神宮がある。
今日はここの渡御祭らしく、揃いのはっぴを着た老若男女がそれぞれの山車を引き回して豪勢さを競っている。


笛や囃子が賑やか!私たちが行ったときちょうど神社前の辻に全部の山車が集結しており、今年の
いちばんが発表されるクライマックス!タイミングがよかったな!


これはニシンのぼり!?前にはハタハタのぼりを見たなぁ(笑)


続く

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