まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

水沢の建築めぐり

2017-10-02 23:37:09 | 建物・まちなみ
一ノ関からの続き。

さて車を借りて高速で北へ。平泉で2~3時間観光しようなんて、全くそんな余裕なし(汗)。
思い切って端折ることにして、奥州市の近代建築をめぐる。

国立天文台水沢へやってきた。水沢市は2006年に周辺の4市町村と一緒になって「奥州市」となった。
ここは1899(明治32)年設立の臨時緯度観測所を母体とする日本屈指の天文学研究機関と観測所で、
世界最先端の研究が行われている。


敷地内には、奥州宇宙遊学館と木村榮記念館との2つの近代建築がある。
木造平屋建ての木村榮記念館は、1900(明治33)年に臨時緯度観測所の庁舎として建てられた建物。


木村榮は初代所長であり、Z項の発見により世界の注目を集めた。地球回転運動のわずかな乱れを発見
したとき、最初は日本の観測の精度を疑われ欧米からバカにされていたが、地道に研究を重ね、その説が
正しいことを証明したのだ。それにより日本の研究レベルも世界から認められることとなった。


元は現庁舎の建つ場所にあったが敷地内で移築されており、内部には観測機器や資料が展示されている。
上記のような、木村榮の業績についての解説もわかりやすくされている。


改修もされているが、この展示室などは当時の研究所の雰囲気を感じることができる。


当時のキャビネットには象嵌の模様が。




遊学館の方へ行ってみる。こちらは中央に三角の破風を見せるすっきりした2階建ての洋館。学校のようにも
見えるが、屋根の上に塔屋を載せているのが国の施設という感じ。


1921(大正10)年に建てられた緯度観測所時代の本館の建物が奥州市に譲渡され、科学館と
なっている。こちらも改修されたと見えるがまだ雰囲気が残っているな。


特に、両端にある吹き抜けの階段ホールはなかなかいい感じ!


階段の手すりの柱は弾丸のような形。


偏光フィルムなど子供が楽しめるような触って体験できる資料がいろいろ置いてある。


建物を出て、裏の広い原っぱの中にある巨大な電波望遠鏡を見に行こう。


デカイ!!
これがVERA20m電波望遠鏡というものらしい。直径20mもある巨大な反射鏡が回転台車に乗っており、
自在に動くようだ。
この他に10m電波望遠鏡と3m電波望遠鏡とが、親子のように付近に点在する。
石垣島など4局の電波望遠鏡と組み合わせることにより、銀河系のすべてを観測できるのだとか。


これは世界のVLBI局までの距離と方位を表したもの。



VLBI観測により実距離の精度は約1cmなのだとか。はぁ~、VLBIってよく分からんけど、すごいな!

さて、そろそろ行こう。

続く
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