ゆうき野菜は難しい

ガーデニングから本格農業・家庭菜園など安全な栽培方法について、営農指導員が質問・疑問にお答えするブログ

ニーム・微生物土壌改良剤・土壌団粒化資材の使い方のポイント

2007-09-13 17:16:14 | 家庭菜園の質問箱
お客様から良くある質問があったので、参考までにご紹介します。

質問(詳細内容は省略してあります):

土壌改良のために下記の商品を購入しましたが、どうスタートするのがベストなのかだいたいの手順を教えて頂ければ幸いです。

『TB21エース(1.2kg)』
『EB-aエコ(1L)』
『ニューオスマックエコ(500ml)』
『ニーム顆粒(1.2kg)』
『粒状貝化石シェルダイヤ(2kg)』
『有機入り配合肥料(2kg)』


回答:

購入いただきました商品の使用方法についてですが、まず大きく分けて「土の中に混ぜ込むもの」「土の表面に撒くもの」「灌水するもの」の3つに分けられます。

1.土の中に混ぜ込むもの

『TB21エース(1.2kg)』
『粒状貝化石シェルダイヤ(2kg)』
『有機入り配合肥料(2kg)』

畝を作る際に、「シェルダイヤ」「有機入り配合」を混ぜ込んでください。
「TB21エース」も本来ならば全面に混ぜ込むのですが、植えつける時に穴の中に1つまみ位づつ混ぜていただければと思います。あまったら植えつけた回りに撒いて灌水してください。


2.土の表面に撒くもの

『ニーム顆粒(1.2kg)』

畝を作った後に球根や苗を植えると思いますが、植えつけた後に「ニーム顆粒」を回りに撒いてください。「ニーム顆粒」はできるだけ土の表面に近い方が効果が高いです。
また、種を直接まく場合は、「ニーム顆粒」は芽がでてきてから撒いてください。芽が出る前に撒いてしまうと発芽しづらい場合がございますのでご注意ください。


3.希釈して灌水するもの

『EB-aエコ(1L)』
『ニューオスマックエコ(500ml)』

これは、畝を作り終わった後のタイミングで行ってください。
ここで重要なのは、出来るだけ深く団粒化したいため、できるだけたっぷりの水と一緒に灌水してください。
もし可能であれば、まず畝を作り、その後雨の降るのをまって、雨あがりに灌水すると一度雨水がしみこんでいますのでかなり深くまで団粒化することが出来ます。
EB-aエコは、土の種類を選ばず団粒化してくれますが、希釈水がいきわたったところしか団粒化できませんので、オスマックを利用してできるだけ浸透させ、かつ出来るだけたっぷりの水を同時にかけてあげてください。

また、注意点ですが、「TB21エース」を使用する場合には、農薬(殺菌剤)を併用しますとせっかくの微生物が死んでしまいますのでご注意ください。


以上


■□質問について□■
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