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吹奏楽の吹き方

2017年01月07日 | レッスン日記

新年あけて、もうひとつ初レッスンでした。

中学生、吹奏楽部在籍。

今年は少し難しい課題に挑戦するので、新年早々気合い入れて練習してます。
えらい!

ここで問題になるのは吹奏楽ぽい吹き方。

吹奏楽って、中学生でも高校生でも、あんなに一生懸命練習して、素晴らしい演奏ができる、一緒に体験できるという、とても楽しいものなんですが、
言い方を変えれば、みんなで演奏すれば下手でも怖くない!というものでもあります。

要するに、一人ひとりは初心者程度の演奏技術でも、それなりに立派に聞こえるんです。すごい演奏に聞こえる。
だから、吹奏楽って楽しいんですね。
私もかつてははまっていました。


ところで、ほとんどの中高生の生徒さんは学校の吹奏楽部分に入っているか、かつて入っていました。
上手な学校から、それなりの学校まで。

レッスンではこの影響を受けます。
特に、それなりの学校の生徒さんは、レッスンにやって来るたびに吹き方も構え方も、そもそもフルートの音ってこうなんよ!というところから直します。
直しても直しても、次のレッスンでは0に戻ってます。
おそらく、周りの部員たちも、先生も、よい音が出せていなくても気にならないのでしょう。そんなことよりも勢いで演奏した方が良い賞をもらえそうだと思ってる??のかも。
今では、夏のコンクールの前にはたった一人のフルートの生徒さんの音を聞けば、その学校が金賞なのか銀賞なのか見当がつくようになってきました。
合奏の出来、不出来がそのまま、一人のフルートにも染み込んでるのです。

という私も昔、ぜんぜん上手じゃない吹奏楽部にいたので覚えがあります。上手くない特徴の代表例が、
「吹き逃げ」をすることです。
音を出した瞬間のタイミングや音程は気にしますが、音のつながりや処理についてはどうでもよくて、早めに息を抜いてしまえば「タテがあってない」と攻撃されることがなくなります。合奏中に自分だけが「みんなと合っていない」と言われない一番安心な吹き方です。
合奏がうまくいかないのは自分が原因ではないです!と思われるための吹き方とも言えます。

無意識でこの吹き方をしてる人、多いです。
あまり上手くない学校の生徒さんほどこの吹き方をします。
これを直すのは根気がいります。
中学生だととにかく学校のレベルに影響されます。
高校生の場合、
レッスンに通ってきた高校生たちは、この吹奏楽部をやめたので、レッスンに来たときに0に戻ってるることはありませんが、それまでいた学校独特の影響を受けており、直すのに少し時間がかかりました。


昔、私が高校生の時には、「音大を受けるなら吹奏楽はやめなさい。あんな素人の音楽なんかしてはいけません!」と言われるのが普通でした。
おそらく、今でもトップクラスを目指すジュニア世代を指導される有名な先生方は言われるのではないかと思います。

しかし、多くの中高生にとって、吹奏楽は楽しいものだろうし、目指せ金賞!あこがれの全国大会!なのであって、そのための個人レッスンなのであって、
「上手になりたいなら吹奏楽なんかやめたほうがいい」というアドバイスは本末転倒のように思います。

じっさい、吹奏楽をやってない中高生は毎日何時間も練習しない。
目標をたてたら、、、、おしまい(;_;)/~~~
練習しようよ(。>д<)

それよりは、上手じゃなくてもいいから吹奏楽やっててくれるほうがいいと思っています。


でもね、ほとんどの吹奏楽の練習ってそんなにハイレベルではない。
ソロで上を目指すには、もっとレベルの高い良い演奏を参考にしてください。
と、思いながらも、上手く伝える方法がないものだろうか?と悩む今日このごろ。


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