上野 成就院 やすらぎ修行会「プチ法話」

御大師さまのご縁日である毎月21日。成就院では「やすらぎ修行会」を行っております。
ご参加お待ちしてます。


第七十一回「やすらぎ修行会」プチ法話 2017/3/21 

2017-03-21 09:55:43 | 第71回~第80回
 遍路をしているとき、歩き遍路の方からお寺の応対が悪いという話を聞きました。でもお寺からすると、挨拶の仕方が悪い、納経帳の返却に心がこもっていない、愛想がないなど怒鳴る人もいるとのことです。確かに問題のあるお寺もあるとは思います。が、お遍路さんの中には、自分は尊いことをしているのだからもっと大切にされてよい、そんな思いを持っている人もいるのではないでしょうか。

被災地での仮設住宅の集会所には、食べ物、飲み物、着る物、日用品など様々な物が届けられました。大勢の人がきちんと並んで物品の配付を受けます。震災から2年もたったとき、ある団体が品代100円頂くことにしたところパタッと人が来なかった。仮設のある方は「タダに慣れちゃうと、100円がもったいなく思っちゃう人もいる、『支援慣れ』してしまうのも困りもの」と仰っていました。

不幸な生い立ちを持った青年を、何人かが協力して支援しようと決めました。共に食事をしたり、靴を買って上げたり…しかし、スーパーに行ったとき、欲しい物を断りもなく籠に入れるようになり、食事の後、深夜まで帰らぬようになった。結局、不義理を働き離れていかざるを得なくなりました。自分は人一倍辛い経験をしたから、援助されて当然だと思ってしまったのかもしれません。

困ったとき、辛いときに温かな手を差し伸べられる。ああ、ありがたいと心から感謝する。でも慣れてくるとそれが当たり前になり、そして、してもらって当然という慢心が起こる。
 
 支援するにしても人との距離の取り方は本当に難しいです。自分が助けられたときに抱いた感謝の思いは、他の方に振り分けるようにしたいものです。
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